2010年5月21日(金) 大井町の飲み屋 藤半、堅

a0064654_5584778.jpg大井町は、呑兵衛をわくわくさせる街だ。山手線から一駅離れるだけでこうも違うものか。この、こじんまりしながらも選択に迷うほど飲み屋が軒を連ねるのがよい。駅を降りて品川寄りの改札を出て東側のごちゃっと赤提灯が暖簾を連ねている一角もいいし、旧丸井のほうの出口を出たところにも坂道沿いに落ち着いた感じの居酒屋が並んでいる。下神明のほうに続くガード下も相当魅力的だが、あちら側だけは行ったことがない。

今回の東京出張は、なぜか2度も大井町で飲む機会があった。

藤半(とうはん)。北海道料理を売りにする居酒屋。小樽出身の同僚H君が探してきた。この地で営業すること30何年というから固定客もいるいい店なのだろう。

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生牡蠣、ウニの刺身。うめぇー!北海道料理ではないが、泥鰌のから揚げ。僕の好きなつまみ5本の指に入る大好物。かりかりで塩味。ほんのり内臓の苦味。最高だ。ジャガイモ、ほくほくしてたまらない。


a0064654_612350.jpg鰊の塩焼き。北海道といえば鰊でしょう。これも東京の人はあまり食べないが、僕は子供のころから好き。脂の香ばしさがたまらない。運よく数の子まで入っている。旨い、旨い。H君の昔話など聞きながら酒も進む。〆には、和風ラーメン。これだけは、今一だったかな。残したら、女将が、なぜ食べないのかとしつこく聞く。自分の店の食べ物に対する自信とこだわりを感じた。麺がちょっと、と正直に言うと引き下がってくれた。正道を歩む、良い居酒屋だ。




堅(けん)。東口のごちゃごちゃを横目にみながら線路沿いに通りすぎたところにぽつんとある。これは、東京に行くたびに必ず一緒に飲むNさんの行きつけの店。カウンターのほかは、2人用の小さいテーブルのみの、ほんとにこじんまりした店。ご夫婦でやっている。

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Nさんも僕以上の歳なので、腹にたまるものをがんがん行くタイプではない。季節のものを少しづついただく。タラの芽の天婦羅。うーんこのエグミがたまらない。茗荷と焼き油揚げの和え物、ねぎぬた。さっぱりとした日本の風味。、岩手地鶏のぱりぱり焼き。
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長芋のお好み焼き。蛤焼き。うめぇー。水茄子の漬物。

大将夫婦は、トロント、バンクーバーと渡りあるいて来たという。ユカタン(メキシコ)にもいたことがあって蛸の卸売りのようなことをやっていたとのこと。食品関係の仕事が長く、日本に帰ってきてこの店を開いて8年という。この経歴のおかげか、外国人の客も多い、メキシコ大使館員の常連客もいるのだという。

女将さんの選んでくれる芋焼酎を飲みながらNさんとゆっくり杯を傾ける。心地よい、大人の時間だった。
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by gomanis | 2010-06-02 06:04 | 美食


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