2011年5月21日 メトロノームと中部銀次郎

最近、1,2,3というリズムに凝っている。もちろん、ゴルフの話だ。出張者が買ってきてくれたDVDのレッスンビデオにあったのだが、すべての番手をイチ、ニ、サン!という同じリズムで振るといいというのだ。この2週間ぐらいやってみているが、なかなか即効性があるように思える。皆さんにお勧めしたい。

1(イチ)がバックスイングの始動の合図。ここでクラブをソールして少し腰を落としても良い。2(ニ)で一気にトップまで持っていき、3(サン!)でインパクトを迎える。

この方法の画期的なのは、2と3が等時間であることだ。周りのゴルファーを観察していると、ほとんどの人は、2が3の1.5倍から2倍ぐらい遅い。そしてこのゆっくりしたテークバックの間によけいなことを考えたり、不必要にクラブをこねくり回したりしているように見受けられる。何よりイケナイのは、ダウンスイングのスピードが一定でなくなることだ。それは、3のダウンスイングのスピードがテークバックのスピード(テンポ)とリンクしていないからに違いない。
一方、1,2,3の方法では、ダウンスイングのスピードは、常にテークバックのスピードと一緒だから、テークバックのスピードを決めることでダウンスイングのスピードも制御できる。

しかもそのスピードは、メトロノームという簡単な道具で身につけられるので、アマチュアでも再現性を高めることが可能だ。レッスンビデオによると、女性で60-70拍、男性は70-80拍ぐらいが良いとしている。プロは、85以上らしい。メトロノームは、スマートフォンで簡単にダウンロードできるから、ラウンド前に自分のテンポを調整し、確認するのも容易だ。

ビデオに撮ってあった、僕の以前のスイングを計ってみたら65-67ぐらいとかなり遅いスイングだった。それでドライバーの距離は220Yぐらい。試しに70で振ってみたら一気に240Yぐらいに伸びた。それは、そうだろう。距離は、ヘッドスピードの二乗に比例するはずだから。

そうなのだ。これは、この方法の副産物に過ぎないが、飛距離を伸ばしたい人は、1,2,3のテンポを70、75、80と上げていく練習をすればよい。ヘッドスピードが40m/sの人が44m/sにしようとしても計測方法が難しいけど、メトロノームのカチ、カチ、カチのリズムに合わせるなら簡単でしょ?

ただ、実際にこの方法でスイングすると、かなり慌ただしい感じがすることに気がつくだろう。僕は、70でも気ぜわしい感じがする。“2”が時間不足で、今までのトップまで行かないうちにダウンスイングに移らなくてはならないのだ。しかし、結果は、そんな浅いトップでも十分に距離が出るから心配することはない。逆に今まで通りの深いトップを作ろうとすると、2が“ニ”でなく“ニー”と間延びし、3との等時間という鉄則が崩れてしまう。だから、慌ただしくてもなんとかマネージできるぐらいのテンポが現実的には適正な限界と考えるべきだ。これは、たぶん筋力が制約条件になっていて、プロとアマチュア、男性と女性の差を生み出しているように思う。85などでは、とても振れるものではないのだ。

話が横道にそれた。ヘッドスピードを速くするのがこの方法の目的ではない。最も大きな効用は、ティーショットからパッティングまで同じテンポでスイングすることにより、振り急ぎによるダフリ、トップその他もろもろのミスを除去することにある。決めたテンポでスイングすれば必ず良い球が出るという自信が、意識をスイングテンポに集中させ、それがまた好結果につながるという循環を作っていく。

たとえば、アプローチ。僕の場合、サンドウェッジの9時3時のスイング幅で70拍/分でスイングすれば40ヤード飛ぶことがわかっている。僕がスイング時にやることは、2で9時まで持って行くことだけを決め、イチ、ニ、サン!と口に出し、このテンポを再現することだけなのだ。
本当にほかのことは、何も考えない。コックがどうだとか、インパクト時にはグリップがハンドファーストを再現していなくてはならないとか、以前、頭の中を占領していたことを一切考えずに済む。言葉を換えると、考える余裕がない。

悩み続けているパッティングもそうだ。パッティングの場合は、フィニッシュの位置を決めておくことが必要だが(これは、ラウンド前の練習で距離によるフィニッシュの位置を把握しておくこと)、構えたら、やはりイチ、ニ、サン!と口に出し、このテンポを再現することに集中する。
これで、Scottsdaleでは28パット、29パットで回ることができた。久々の快挙。

話は変わって、なんとカミサンが中部銀次郎を読み始めたよ!ラウンド中もしょっちゅう中部銀次郎の言葉を引用するほど気に入ったようだ。カミサンは、技術書などは嫌いで一切読まないが、心の持ちようなどに焦点を当てた中部本はしっくり来たようだ。いずれにしてもゴルフ関連の本を読むののは、彼女のゴルフ歴の中で初めてのこと。最近は、練習もよくするようになったし、もろ手を挙げて歓迎したい。Viva Golf!!

Scottsdaleでは僕のExperiaを貸してあげ、65拍が良いようだとアドバイスすると、ずーっとそれで練習していた。ラウンド中は、勿論、イチ、ニ、サン!である。

夫婦そろってイチ、ニ、サン!で中部銀次郎だ。うちってよっぽど○○?
[PR]
by gomanis | 2011-05-24 05:56 | ゴルフ


<< 2011年8月18日 どんな感... 2011年5月21日 Scot... >>