カミサンが誕生日を迎えた。同い年のYOSと日が近いので、一緒にお祝いすることにした。昼間、近くのHallmarkへカードを買いに行く。関係ない話だが、近年、とても涙もろい。こないだ爆裂仲間の誰かと話をしたら、同じく涙もろくなってきたと言う男がいたような気がする。アメリカのカードコーナーの種類の豊富さはすごい。特にHappy Birthdayのコーナーは、ありとあらゆる関係の人が誕生日を過ごす人に贈るカードのバリエーションが揃っている。その中でも “to my wife”はサブカテゴリーとしては1番カードの種類が多いだろう。新婚さん向けのもの、熟年向けのもの、銀婚式以上の長く連れ添った夫婦向けのもの、といろいろなバリエーションが揃っている。アメリカ人は、もともとが、照れずに、日本人の感覚からするとかなり大げさに感情を言葉にするので、カードの文言も最大限の修辞を駆使し感動を呼び起こすように書かれているのだ。カードを選んでいるうちに、それらの文言の一つ一つに制作者の狙い通りに情感を動かされ、不覚にも目頭が熱くなってくる。いかんいかん。昼休みが終わってしまう。感動を呼び起こすだけでなく、共鳴する文言のものを選び、自分の言葉でお祝いのメッセージをしたためた。
記念のディナーは、カミサンの希望で、DowntownにあるBertrand at mister A’sというコンチネンタルレストランへ。僕は、初めてだったが、12階建のビルの最上階にある、眺望の素晴らしいレストランである。僕らの席は北西にサンディエゴ空港を見下ろす窓際のテーブル。滑走路というのは、それだけで絵になるものだ。空港が、ドラマを生む場所だからだろうか。店内は、上品な中にもコンテンポラリーな内装。ほぼ満員。 まずは4人でシャンパン(正しくはカリフォルニアスパークリングワイン)で乾杯。O家ともゴルフを通じてすっかり仲良くなったものだ。いつまでも一緒にゴルフをしていたいと思う今日この頃だ。 前菜は、海老のソテー。カミサンはサーモンとキャビア、鶉の卵などを使ったオードブル。Junちゃんは生牡蠣、YOSは、ロブスタービスク。Napa valleyのカベルネで再び乾杯。主菜は、僕は仔牛ステーキのソース掛け。YOSはラムチョップ。この二品は、正直言って感動するほどおいしくはなかった。カミサンとJunちゃんの頼んだダックのコンフィは、少し分けてもらったが、一番美味かった。ダックと言えば、北京ダック以外、あまり美味いと思ったことはないのだが、ここのは、ソースが、ダック特有の香りを殺さずしかも癖を感じさせない複雑で深い味だった。デザートをいただいた後、テラスに出て夜景をバックに記念撮影。ゆーこ、YOS、お誕生日おめでとう。更に良い年齢を重ねますように。
by gomanis
| 2006-02-25 13:01
| 美食
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