Riverwalk 浦野サムの物語1

画期的な鶏料理、『油淋鶏』で一躍時の人となっている(?)浦野絵須子さん(本人はあまりブログは見ないらしいので書かれていることも知らないかもしれないけど)のだんな、浦野サム(もっとブログは見ないので書かれることは気づかないだろう)はテニスでは相当鳴らしているらしい。テニスの世界にも格付けがあり、かなり上級者の部類に入るらしい。しかし、そんなサムもひとたびグリーンに立てば、1人の迷えるゴルフ初心者である。

a0064654_2355176.jpg会社の定期コンペがあり、規約上、ブービーと準優勝者が次の会の幹事をやることになっているのだが、サムは、栄えある2回連続幹事なのだ。勿論、準優勝したからではない。今、サムは燃えている。脱幹事、の3文字に向け、めらめらと闘志を燃やしている。その闘志を燃やしているサムがまずしたことは、自分より下手な者を2人捜し、コンペにエントリーさせることだった。さよならブービー作戦とでも言うのだろうか、見事な戦略である。孫子も戦わないで勝つのが最上の戦略と言っている。しかし、彼が、これは、と目をつけたスケープゴートは、ことごとく参加をためらい、作戦は失敗に終わった。やはり、これからクラブを買ってゴルフでも始めようかなーと思っている赴任したばかりの人間にいきなりコンペ参加を強要したところに、この作戦の限界があったのかもしれない。

そんなわけで、スポーツマンサムは、正攻法でいくしかない、と腹をくくった。練習と事前ラウンドによる脱ブービーである。しかたがない、僕が一肌脱いでやろう。ゴルフナッツを1人増やそうという僕の深謀遠慮であることをブログを読まないサムは知るよしもない。僕は、自分がシングルになるまでは、人に技術的なアドバイスをするのはよそうと決めていたのだが、あまりに自己流の、実りのなさそうな彼の練習を見ていて、つい助言したくなったのだ。『サム、ショートゲームに行こう』『ショートゲームってなんですか?』『あっちにあるアプローチ練習場だ。あそこで30Yを一時間練習すればブービーは簡単に脱出できる』『ほ、本当ですか!?練習します!キラキラ(瞳が輝く音)』と大まかにいうとこんな会話の流れで、サムはアプローチの練習に行った。教えたのは3点。その1.振り幅の原則はテークバック1に対してフォロースルー2。その2.必ず加速しながら打つこと。その3.グリップヘッドは終始へそを向いているのが望ましい(ボディーターンで打つことなんだけどね)。これで、どのぐらいの振り幅だと20Yなのか30Yなのか、把握すれば130を叩く原因の半分は消えるはずだ。

そしてリハーサルラウンド。会場はRiverwalk Presidio/Mission。出だしから右にハザードのあるホールが続く。スライス癖のあるサムには辛いコース設計だ。スコアカード上に、一桁後半、時に二桁のスコアが連なる。これは、技術の問題だからしかたがない。練習しなさい。コースで彼に教えたかったのはリスクマネージメント。何をしたら大たたきになるのか考えろと。そしてそれをしないことだ、と教えると、彼は、前前回、前回のラウンドで、どこで大たたきし、それはなぜだったのか自分でレビューしていたらしい、すぐに僕の言いたいことをわかったくれた。素晴らしい。ミスショットしたら、まずは、フェアウェーに戻すこと。残りの距離で番手を選ばない、トラブルを徹底的に避ける等である。

この日のラウンドでは、残念ながらすぐに結果は出なかった。しかし、後半はほぼダボペースで回ることができ、彼も手ごたえを掴んだようだ。何より素晴らしかったのは、『ラウンドしてみてアプローチの距離を把握しておくことの大事さがわかりました』というコメントだった。練習したとおりにアプローチが上手くいって、ボギーが取れた時の晴れがましい顔はやはり息子のRそっくりだった。ともあれ、負けず嫌いのサムのことだ、残りの2週間、きっとアプローチの練習に励むことだろう。108でパープレーだからな、頑張れサム!
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by gomanis | 2006-05-29 02:40 | ゴルフ


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