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麻布ぽん 爆裂飲み会

日本出張の最終日、金曜の晩、満を持して爆裂飲み会である。会場は、義姉のやっている麻布ぽん。僕にとっては、3回目の訪問になる。店に着くと僕が一番乗り。挨拶やらお土産の交換などし、ビールをもらって一口ぐいっと呑む。サンディエゴでは想像もつかないだろうが、日本は梅雨の真っ最中。雨こそ降らなかったが、それこそ5分歩いただけで背中が汗でべっとりする湿気だ。ということは、ビールがおいしい季節でもあるのだ。生き返った心地でくつろいでいると、まずは浦野絵須子さんが現れた。浦野さんのところは、爆裂ゴルフメンバーではないが、共通の知人も多いということで、サンディエゴの拙宅で爆裂宴会をやるときには、時々ジョインしていただいていた。今日は、里帰り休暇中である。腹が減ったので、絵須子さんとビールを飲みながら、軽いつまみを頼む。海老とジャガイモの胡麻マヨネーズ、それに僕のお奨めでカマンベールの味噌漬け。この店の特徴として、丁寧な味作りと書いたことがあると記憶しているが、海老入りポテトサラダは、その典型だろう。上品で良い味だ。カマンベール味噌漬けは、毎回注文する大好物の珍味。

そうこうするうちに懐かしい顔が揃ったので、乾杯の後、料理を始めてもらう。NickにMっちゃんの夫婦、浦野サム・絵須子夫婦、それにTonyことK君という顔ぶれだ。K君の奥さん、Nちゃんが風邪を引いて来られなかったのは残念。Mオ君も出張で愛知から東京に来ていたのだが、どうしても木曜日に帰らなくてはならないということで、残念ながら出席は叶わなかった。次回は是非、Mオ君も出られる日程にしよう。

麻布ぽん 爆裂飲み会_a0064654_1413097.jpg今日は、5000円のコースを頼んでみた。まずは、大皿料理の『ちょっと盛』から始まる。鶏の手羽先が新しい。日本料理らしい、奥深い絶妙の味付けだ。それから、トマトとオクラのおひたしも、酔い始めた脳を一瞬覚醒させる、“キレ”があった。繊細な野菜の味はわからない、というのも、この店の料理について書くときに何度か使ったフレーズだが、このトマトの主張は、さすがにわかりました。トマトってこんな濃い香りがするものなのだ。茶碗蒸しにミニチュアコロッケとその多彩さが良い。大皿料理は、多分通算では何十種類も作って、客に出して、反応を見ながら季節ごとに選別してきたのだろう。最初に来たときよりも、明らかに、なんというのか、味のつぼにはまるようになってきたような感触を覚えた。今後の発展が楽しみだ。お造りが出たところで、日本酒に換える。これもここで覚えてお気に入りになった山形の『冽』という酒。

さて、今日は、料理の感想は基本的にここまでだ。この後は、懐かしい面々と話すうちに、酒が進み、無性に楽しかったことは覚えているが、何を話したかは覚えていないという典型的な“爆裂酔い”のパターンに入ってしまったからである。料理のディテールを描写できるほどの記憶からはほど遠い、意識の混濁の中にいた。

麻布ぽん 爆裂飲み会_a0064654_149864.jpgただ、そんな酩酊状態にあって、鮮明に感動を記憶しているのは、若鮎だ。水草の中に元気に泳ぐ鮎がテーブルまで運ばれ、皆に見せられた後、塩焼きとなって笹の上に盛られ、供された。初夏が旬のこの魚、なんと言ってもその皮の香りが良い。苔の香りとでもいうのか、渓流を思い起こさせる独特の香りがある。頭から全部いただいたが、これを食べられるというのは、まさに日本ならではの贅沢であった。

再会を約して分かれる(覚えていないが、僕のことだからきっとそうしたと思う)。皆と会えて本当に楽しかった。今度は、日本のゴルフ場で会いたいね。

ぽんのほうは、好きなメニューが増えてきて、嬉しかった。商売も繁盛しているようでなによりでした。ご馳走様でした。



麻布ぽん
住   所 〒106-0031 東京都港区西麻布2-25-12 2F
ア ク セ ス 地下鉄日比谷線六本木駅2番出口 徒歩8分 
都営大江戸線六本木駅4番B出口 徒歩10分 
地下鉄千代田線乃木坂駅5番出口 徒歩7分 
地下鉄日比谷線広尾駅3番出口 徒歩15分 
T E L 03-3486-0733
F A X 03-3486-0733
営 業 時 間 18:00~01:00(L.O.24:00)
定 休 日 土・日・祝
by gomanis | 2006-06-26 14:13 | 美食


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