2006年8月27日(日)  納豆そば

a0064654_3141585.jpg爆裂の朝、Temecula Creekでサンデーブランチを食べようとしたら、11:30からしかやっていないと言われた。しかたがなく、家で納豆そばを食べた。これがカミサンに初優勝をもたらす原動力になるとは、このときは思いもしなかったが。

真ん中に卵の黄身が鎮座して、いかにも美味そうだ。
前にも納豆そばのことを書いたことがあるのを思い出して、読み返してみた。熱い思いで一気に書き上げた文章は勢いがある。納豆そばに関しては、これを越える文章はしばらく書けそうもないので、多少加筆の上再録して、今回の写真の説明文とさせていただきたい。

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世の中に、納豆そばを食べる家庭はどれぐらいあるのだろうか。時々食べている人は幸いである。蕎麦屋のメニューにもない、しかし、日本食ならではの傑作だと信じて疑わない。

茹でて冷たく水を切った蕎麦。その上に納豆、生卵、葱、三つ葉(あるいは貝割れ)、おかか、すりゴマ、刻み海苔、紫蘇、大根おろし、とろろ芋などのうち、家にあるものを載せればよい。もちろん、具の種類は多ければ多いほどおいしい。これに、そばつゆをかけまわし、掻き混ぜる。納豆が絡んだ蕎麦は、とても重い。それを我慢して、納豆がちゃんと糸を引くまで、混ぜて混ぜてかき混ぜ続けると、薄茶色の納豆の糸が細かく泡立ち始め、早く食べて、と言わんばかりの芳香を放ち始める。こいつを、どんぶりの底にたまったそばつゆを掬うようにそばと具に絡め、口中に運ぶ。このときは、親の仇に遭ったように大きく口を開け、気合を入れて大量に掻き込むべきである。ずるっ、ずずーっと蕎麦、納豆、生卵の甘み、それらを打ち消す香味野菜の味が口一杯に広がる。生きている幸せとはこのことかと思う瞬間だ。かき混ぜるのに費やした苦労が報われる。もう一度その快楽が味わいたくて、もう一口食べる。さらにもう一口。そばつゆが、ともすればどんぶりの底に溜まりたがるので、下から上に、上から下に、時々全体を大きくかき混ぜて味が均一に行きわたるように気を配りながら、一気に食べる。最後はどうしても納豆つぶが底に残るので、どんぶりを口につけ、箸でがーっと掻き込んで納豆そばの完食である。

時間にしてほんの5分。調理に、相当手間がかかっているわりに、納豆そばの快楽は、いつも一瞬にして終わってしまう。作ってくれるカミサンに感謝。
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by gomanis | 2006-09-10 03:21 | 我が家の食卓


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