日本2日目の夜は、カミサンと一緒に義姉のやっている麻布ぽんへ。開店からそろそろ一年半、料理の中身は訪れるたびに少しづづ変わって来ているが、出す料理に対する姿勢は一貫して変わらないようだ。一品、一品、気合の入った料理は、いつも期待を裏切らない。お客さんが増え、義姉と会話を交わす時間がなかなか取れないのが少々残念と言えば残念。
今日のコースは、前菜5品盛りから。蛍烏賊を炊いたもの、風呂吹き大根、小さなグラスに盛られたじゅんさい、海老の酢の物、筍の土佐煮。風呂吹き大根の味噌が甘さ加減がほど良く、おいしかった。筍は、まさに季節のもの。歯がすっと通る、柔らかい食感は新鮮な筍ならではのもの。出し汁が良く染みている。 酒は、いつもの洌。山形の、きりりとした味わいの旨い酒だ。 お造り、お吸いものに続いて、稚鮎とたらの芽の天麩羅。ともに春の食材だ。この店で去年いただいた塩焼きの鮎は、鮮烈な印象を残したが、稚鮎は、また別の味わい。これは、皮よりもワタを味わうものか。 続いて蛤の磯焼き。貝殻に、食べやすく切った大粒の蛤が、贅沢に盛ってある。しっかりとした歯応えと、口いっぱいに広がる海の香り。汁は一滴もこぼさぬようにいただく。旨い。 焼き物は、太刀魚と阿波牛の一口ステーキの2点盛り。太刀魚は、皮がぱりぱりと香ばしく、上品な味だった。阿波牛は、ミディアムレアに仕上がっていて、海のものが続いた中で、はっとする美味さがある。勿論、見た目にも美しい一品だ。 仕上げが漬けの茶漬け。これは、酔った頭も一瞬覚めるほどの絶品だった。僕は、漬け自体、目がないのだが、これに、白ゴマとせんべい(小さい粒のあれね)、わさびの薬味が味の幅を更に広げる。そして、上に掛ける出し汁の美味さよ。夢中で茶漬けを食べ、更に、出し汁のみ、茶碗で飲ませてもらった。うーん、至福の時である。 麻布ぽん 住 所 〒106-0031 東京都港区西麻布2-25-12 2F ア ク セ ス 地下鉄日比谷線六本木駅2番出口 徒歩8分 都営大江戸線六本木駅4番B出口 徒歩10分 地下鉄千代田線乃木坂駅5番出口 徒歩7分 地下鉄日比谷線広尾駅3番出口 徒歩15分 T E L 03-3486-0733 F A X 03-3486-0733 営 業 時 間 18:00~01:00(L.O.24:00) 定 休 日 土・日・祝
by gomanis
| 2007-04-23 17:04
| 美食
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