2007年9月29日(土) マニス、初めて飛行機に乗る!

a0064654_2318275.jpg飛行機がエプロンを離れ、ゆっくりと滑走路に向けて移動を始めると、バッグから首を出したマニスのつぶらな瞳に明らかに怯えの色が走りだした。ロスアンジェルスの空港は下がでこぼこらしく、かなり強烈にガタゴトと振動が伝わってくる。これが、初体験の異様な空間に置かれた不安感を更に助長するらしい。

やがて、飛行機は、マニスの不安など構うことなく、離陸に向けて本格的に加速を始めた。高まるエンジン音、小さな身体にかかる初体験のG。座席の下から首を出し、マニスは、がたがた震え、パニック寸前だ。でもけなげに声は出さずに無言で助けを求めている。カミサンがかがみこんで、一所懸命、頭を撫でながら、アイコンタクトを取り、声をかけてやる。僕も思わず、手に汗握る。頑張れマニス。


メキシコに転勤するに当たって、何人かの人に、マニスは連れて行かないかもしれない;犬のいる生活はとても良いけれども、マニスでなくてもいいかもしれない、メキシコで別の犬を見つければ良い、ということを冗談半分に言ったら、多くの人は、驚き、呆れ、悲しみ、あまつさえ怒る人さえいた。これは、日本人、アメリカ人、共通の反応だった。皆さん、冗談ですよ、冗談。連れて行くにに決まってるじゃないですか。ただ、移動の過程が、ちょっと面倒臭いな、と思ったのは事実。

そして、今日が、その移動当日であった。マニスのストレスを考え、フライト時間が短いように、LAXまで車で移動し、そこからダイレクトフライトでメキシコシティーに入ることにする。カミサンが、色々調べたところ、マニスの体格だと、ぎりぎり客席に持ち込める大きさだということがわかった。とはいえ、本当に客席に持ち込み可かどうかは、最後は、チェックインするときの係員の判断が大きくものをいうこともわかっていた。それならば、アメリカの航空会社のほうが、たぶん、ペットに甘いであろう、という読みで、ユナイテッドにした。これが正解。ユナイテッドの係員は、とても愛想がよく、犬も好きだったようで、何の問題もなくチェックイン完了。

a0064654_23164176.jpg残る問題は、トイレと、初飛行に対する、犬の生理的反応。トイレは、空港に着くと同時に、カミサンが芝の生えているエリアまで連れて行って、済ませた。通常ならば、朝晩、2回ぐらいしかトイレも行かないのだから、これで十二分なはず。ただし、人間と同じように、緊張すると、頻繁に行きたくなるかもしれないから、安心はできない。もっとも心配したのが、飛ぶ恐怖に耐えられるかどうか。騒ぎ出したり、吐いたり、泡を吹いたりされては大変だ。



しかし、案ずるより生むが易し。離陸後2時間。もう、落ち着いたものだ。客室乗務員に注意され、一時は、嫌がる頭を無理やり押さえつけ、バッグに押し込め、天窓を閉めたものの、やはり可哀想なので、首だけ出させてやる。もう、震えもなく、普段と同じ様子で、あたりをきょろきょろ見回したり、時々、カミサンと僕の姿を確認して安心したりしている。この分なら、着陸も大丈夫だろう。

ちなみに、一丁前にボーディングパスもあるのだよ(写真手前)。マニスの搭乗料金は$85。どきどきの初飛行体験だった。マニス、よかったな、連れてきてもらえて。
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by gomanis | 2007-10-01 23:21 |


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