フランス料理が食べたいと思い、情報誌で見つけたのがこの店。Reformaから2ブロックぐらい中に引っ込んだところでこじんまりと開いている。仰々しいドアなどはなく、暖簾をくぐるような感覚で足を踏み入れると、そこがもう店内だ。わいわいとえらく賑やかだ。カミサンが、新橋みたいなとこね、と言う。確かに、ガード下にあってもおかしくないような、庶民的な雰囲気だ。フレンチ居酒屋とでも言うべきか。店員は、みな、若く、ちょっとフランス訛りのお兄ちゃんがウェイターだ。厨房が、これまた小さく、3人ほどの若いコックが、忙しそうに立ち働く。
メニューは、少ない。見開き2ページ、それに、黒板に今日のスペシャルが書いてある。僕は、肉が食べたかったので、ステーキを。フレンチは、ソースが楽しみなので、ハーブ入りのソースのものを頼む。前菜は、オニオングラタンスープ。カミサンは、ここの名物料理であるらしいFoie de volailleというのを注文。Volailleというのが、辞書にも載っておらず、何のことかわからないが、食べた感じ、レバーのパテのようなものだった。ねっとりと舌にまとわりつき、旨い。 オニオングラタンスープは、胡椒が異様に効いていた。あれがスタンダードな味付けなのだろうか。でも、たまねぎがとろとろになるまで炒めてあり、味は悪くはない。将来行ったとき、もう一度頼むかもしれない。ステーキは、柔らかく、良い肉。ソースは、正直あまり好きな味ではなかったが、ちゃんと手はかかっているという手応えはあったので、次は、別のソースを試してみよう。カミサンのメインディッシュは、魚のフライにロブスターソースをかけたもの。可愛い平皿に盛られていて、横にはワイルドライスが添えられている。これは、文句なしに美味かった。ワイルドライスを絡めて食べると、まるでドリアのような味だった。 この店、非常に気に入った。何がいいかというと、その信じられないような安さだ。オニオンスープが50ペソ、ステーキが135ペソだ。普通のレストランだったら倍はするだろう。ほかの料理も、みな、きわめて良心的な値段。一方、ワインは充実している。すべてフランスのもの。ワインリストは、1ページ1銘柄となっており、地図つきで産地を表示、また葡萄の品種、ブレンドの割合なども逐一説明してある。今日は、ちょっと良い目のメルロー系のものを飲んだ。510ペソ。お会計は、全部あわせて885ペソ。かなり得した気分である。 Bistrot Arlequin Address: Rio Nilo 42, at Rio Panuco, Mexico City Directions: about 3 blocks from the Angel of Independence monument Phone: 55/5207-5616 Mon-Sat: 1:30-11:30
by gomanis
| 2008-05-18 18:58
| 美食
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