カテゴリ:我が家の食卓( 66 )

2009年1月10日(土)誕生日ディナー

a0064654_5534564.jpga0064654_5553532.jpgさてさて、また更新をサボってしまった。楽しいこと悲しいこと、色々毎日経験しているのに勿体無い。

まずは、一ヶ月遡って僕の誕生日。例年のごとく、ラスベガスのトレードショーで誕生日を迎える僕のもとへ、カミサンからメールが届く。誕生日ディナーは何がよいかとの問い合わせだ。今年の僕のリクエストは、赤ワインに合う和食。何が出てくるか楽しみにして帰宅。

今年も頑張ってくれたね。華やかな料理が食卓を飾る。はずせない枝豆。鮪の”漬け”も僕の好物だ。わさびを箸の先にほんの一盛り、漬けで巻くようにして口に入れると赤身の甘さが広がり、やがてわさびの香りがつんと鼻を刺す。美味い、美味い。筍と豚肉の煮物は、優しい味。白滝に滲みこんだ甘辛さ加減が絶妙だ。ワインにも良く合う。
a0064654_5551542.jpga0064654_5545046.jpg本日のメインディッシュは、和風カルボナーラ。小さくちぎったベーコン、紫蘇、わけぎのみじん切りが載っていて色鮮やかだ。そして決め手は卵の黄身。これを箸で(僕は家ではパスタも箸で食べます)崩し、麺と具材を絡めて食べる。うーん、カルボナーラである。美味い。そしてかすかに和風である。訊いてみると、隠し味に味噌を入れているのだそうだ。なるほど。創意工夫であるなぁ、感心。これが、赤ワインに合う和食の答えであった。赤ワインを飲みながら、ありがたく完食。

食後は、これまたカミサンお手製のケーキ。もう蝋燭も刺さりきらない歳であるが、願いを込めて吹き消す。

今年も良い誕生日ディナーだった。カミサン、ありがとう。
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by gomanis | 2009-02-07 05:57 | 我が家の食卓

2008年12月21日(日) チーズパスタ

a0064654_853920.jpga0064654_863773.jpg長らく、我が家の食卓の話題から遠ざかっていた。カミサンの名誉のために言うと、勿論、美味いものを食べていなかったわけではなく、途絶えがちなブログの中で我が家ネタはちょっとプライオリティが低かったのだ。

先日『Tierra de Vinos』で食事をしていたら、隣のテーブルのカップルがチーズソースのショートパスタを食べていて、すごく美味そうだったので、日曜日に作ってもらった。

パスタに合う前菜を探しに、オープンしたてのCity Marketへ行ってみると、茹で海老が美味そうだったので、8尾ばかり買って来た。City Marketは初めて行ったが、夢のような場所だった。豊富な生鮮食料品、イベリコハムの量り売り、何十種類もあるチーズ、ワイン、洋酒、それらが垢抜けた明るい店内に所狭しと並べてある。レジもCostcoほど混んでいない。

半分空いていた白ワインがあったので、それでつまみ始める。海老は、兜が薄っすらと黒く透けていたので、味噌だろうと踏んでいたら、剥いてみると、やはり赤紫の味噌がとろりと出てきた。茹で具合がなかなかよく、味噌は半生。兜の端にほんの少し醤油をつけ、ずずっと啜ると、極上の甘さだった。身のほうも10センチ以上はある大ぶりで、ぷりぷりとして美味かった。こちらは、わさび醤油で食べる。カミサンはわさび醤油にさらにオリーブオイルを数滴垂らしていた。こうすると、イタリアンっぽくなる。

枝豆などもつまみながらいい気分になってきたところで、パスタ。ソースが絡みやすいよう、螺旋状になっているショートパスタだ。フジリという名前だそうだ。チーズは、あまり塩辛くないほうが良いという僕の希望で、カンボゾーラとパルメザンチーズを合わせたもの。淡いクリーム色にぬらぬらと光り、なんとも魅力的だ。口に入れると、2種類のチーズが溶け合い、まさに極楽。僕は、家でパスタを食べるときは箸を使うのだが、このパスタ、箸でつまむと一層旨い。

大満足の日曜日の夕餉だった。
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by gomanis | 2008-12-25 08:08 | 我が家の食卓

2008年7月7日(月) 松茸の季節

a0064654_1232595.jpg5月に入ってからというもの、うんざりするような雨が続いている。今年のメキシコシティーは、長くいる人によると、ことさら雨が多いのだと言う。別に外を歩き回る仕事でもないが、それでも気が滅入ることには変わりない。

そんな中でも楽しみはある。季節の移り変わりというやつだ。たとえば、松茸。去年、夏の終わりに赴任してきて、松茸が採れると聞いてたいそう嬉しかった。日本料理屋でも素焼き、土瓶蒸など、様々な料理法で楽しませてくれた。確か10月いっぱいぐらいあったのではなかったか。

今週末、ミカサへ買い物に行くと、なんと松茸がもう出ているではないか。小ぶりのものがパックに4本ほど入って70ペソ。日本円で700円強。安い。というわけで、今夜は、初物を堪能した。

うちのは、単純に日本酒を垂らして包み焼きにしたもの。アルミホイルの片側を開けると、ふわっという湯気とともに、芳醇な山の香りが立ち昇る。奥深い、山の湿った空気が閉じ込められていたかのようだ。

レモン汁をほんの少し絞って食べてみる。不思議な食べ物だ。香りに魅せられるあまり、口に入れても、味わいは、まだ口の外に残っているようだ。鼻腔を差すこの山の気配は、口の外から来たものか、はたまた口腔から上ってきたものか、判然としなくなる。しばらくして、今度は、醤油を一滴二滴垂らして食してみる。うーん、これまた、香りがよけい引き立つような味わいだ。順番が逆であってはこうは行かなかった。やはり、淡いレモン風味から醤油に進むのが王道だろう。

あと4ヶ月ほど、これが楽しめると思うとほんの少し、気が紛れて来る。

カミサンと冷酒を飲みながら、松茸をつまむ。窓の外は、しとしと雨が降り続き、暗い闇に濡れたネオンがぼおっと浮かんでいる。
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by gomanis | 2008-07-08 12:32 | 我が家の食卓

2008年6月23日(月) 貝柱のおこわ

a0064654_14345297.jpg4月に香港へ行ったときに、最後に残った香港ドルを換金しなおすのも面倒なので、それで貝柱を買ってきた。昔から大好物で、これをちびちびかじりながら酒を飲むと実に旨い。でもそうやってしか食べないので、なかなか減らない。1晩に2個が限度だ。時間が経ち塩気がきつくなってきたところで、カミサンが一石二鳥の妙策としておこわを作ってくれた。

黄金色に炊き上がったおこわ。ぴかぴか光って湯気を立てている。ほぐれた貝柱がいたるところに散らばって顔を見せたりご飯粒の陰に隠れたりしている。口に頬張ると貝柱の旨み、かすかな塩味が広がる。うーん、美味い。僕は、おこわ自体も大好きだ。もち米のむっちりした食感が非常に良い。具のエキスももち米に染みると一層引き立つような気がする。飲茶へ行くと、ほとんど必ず、粽を頼む。鶏肉の脂、奥に入っている卵の黄身の咽かえるような香り、一緒に炊き込まれた野菜の匂いなどが、一体になってもち米にぎゅっと凝縮されているところが良い。

この、ホタテ貝柱のおこわは、それに通じる旨みがありながら鶏肉とは違い、海のさっぱりした香りが立つ。けだし逸品である。
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by gomanis | 2008-06-24 14:22 | 我が家の食卓

2008年1月16日(水) 誕生日

a0064654_20543329.jpga0064654_20552283.jpg前にも書いたが、僕の誕生日は、1月7日。ここ7-8年は、毎年、ラスベガスで開かれるトレードショーと重なり、家で過ごしたことがない。今年も例外ではなかった。その上、ラスベガスの直後に、今度はブラジル出張も入り、身の休まる暇がなかった。そんなわけで9日遅れの誕生日。カミサンが、出張続きの僕を気遣って手巻き寿司を用意してくれた。食材はそんなに揃わなくても嬉しい。日本酒で乾杯し、出張中のことなどいろいろ話しながら好きな具をつまんでは食べる。楽しいものだ。

食後は、バースデーケーキ。手作りでスポンジから作ってくれたと言う。ありがたいことではないか。歳を重ねるのも、日々が充実していれば、そう捨てたものでもない。



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マニスもわけのわからないままに祝宴に参加。
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by gomanis | 2008-01-19 20:58 | 我が家の食卓

2008年1月6日(日) あけましておめでとうごさいます

a0064654_1605862.jpga0064654_1613725.jpg遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

うちは、例年通り、カミサンがお節を作ってくれ、それを大晦日から食べ始めるというパターンで歳を越した。これに先立ち、食材を買出しに、初めてミカサという日本食材店に行ったが、サンディエゴのミツワやニジヤと比べると、やはりお寒い限りの品揃えだ。これならジャカルタのコスモのほうがまだずっとよかった。メキシコの主婦の皆さんの苦労が垣間見られた。また、皆、どうしてアメリカに買出しに出かけるのかもよくわかった。

それでもさすがは我がカミサンだ。限りある食材ながら、ちゃんとお節が食卓に並んだ。
僕の大好物の数の子。これはミカサのもの。美味い。黒豆。これは供給元不明。ほどよい甘さに仕上がった。田作りは日本から買ってきた煮干を使ったもの。紅白膾は、よくわからないが地元スーパーのものだろう。ゆずは、生が手に入らないので日本から小荷物便で買った乾燥もの。味噌豚も、我が家の正月に欠かせない一品だ。これは、Superamaかどこかのものだろう。コクがあって美味い。

a0064654_1622784.jpga0064654_1624758.jpg大晦日は、夕方4時過ぎから、紅白歌合戦の再放送を見ながら、これらをいただいた。写真は赤い衣装に身を包んだ小林幸子。かなりいい感じでワインを飲んだので、紅白の内容はよく覚えていないが、おおいに楽しんだことだけは印象に残っている。Tomoさんのブログにあるように、知らない歌手が大勢いたが、綾香とコブクロの唄はとてもよかったような気がする。中居と鶴瓶の司会は、カンペ読みまくりでひどい出来だった。プロのプライドというものがないのか。a0064654_1631174.jpg






a0064654_1643583.jpg明けて元旦は、お楽しみの雑煮。元旦の朝の食事は、1年の初めの大事な儀式なので、メインダイニングでいただいた。日本酒で乾杯し、一年の多幸を祈る。雑煮は、三つ葉が手に入らないのでホウレン草で代用。香りが違うがしかたがない。美味い出汁が効いているので、十分に満足だ。マニスも例年のごとく、味付け前の雑煮汁で参加。鶏肉、にんじんの花形にくりぬいた跡、鰹節。今年も喜んで5秒で完食だ。

新しい1年、また、美味いものをたくさん食べて、幸せに暮らしたい。勿論、仕事もゴルフも全力投球だ。

皆さん、今年もよろしくお願いします。メキシコ国外の皆さん、是非、遊びに来て下さい。僕が責任をもって美味いものを食べさせて差し上げます。
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by gomanis | 2008-01-07 16:06 | 我が家の食卓

2007年3月18日(日) 週末の食卓 たまらんのう

a0064654_13522396.jpg鶴橋は、よかったが、日曜日の我が家の食卓もよかった。今週末は、とても食に恵まれた。ありがたいことだ。

献立は、昼間Vonsで買ったアラスカンキングクラブの脚。殻が割れやすく、下準備は楽だったが、Costcoのものに比べると、ちょっと塩っぽかった。セールだったので、もしかして少し日が経って身が塩を吸ってしまったのかもしれない。それでも歯ごたえは、まさに蟹の脚。十分、美味い。

前菜に、特にリクエストしてカッペリーニの冷製を作ってもらった。これは、僕の大好物。細いカッペリーニにトマトベースのソースが和えてある。唐辛子の輪切りも。この料理は、カッペリーニの歯ごたえと温度が鍵だ。暖かいカーッペリーは、食卓に盛られている間にも熱が通るのか、さっさと食べないとくたっとなってしまう。冷製だと茹でたての歯ごたえが保たれるのがよい。今日は、ソースも2時間前に作って冷蔵庫に入れたそうで、麺だけでなく、ソースもきっちり冷えていて、堪えられないのど越しだ。

a0064654_13525046.jpga0064654_1353433.jpgもう一品は、カリフラワーの白ソースがけ。これは、カッペリーニと並んで、今日の大ヒットだった。茹でたカリフラワーに、白いソース(ホワイトソースではない。どうやって作ったソースか、聞いたが忘れた)がかかっている。見た目の淡白さとは裏腹に、強烈に濃厚な味だ。聞けば、秘密はパルメザンチーズにあるという。個性豊かな風味。これは、つまみとしても最高。

キンキンに冷えたChardonnayでこれらの料理をいただく。土、日と連続でこんなに美味いものを食べていいのか?いいのだ、いいのだ。人生、楽しめるうちに楽しむのだ。美味いもの万歳!!カミサン、ありがとう。
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by gomanis | 2007-03-21 13:53 | 我が家の食卓

2007年2月23日(金) 今週の食卓から

a0064654_159998.jpga0064654_1592522.jpg今週もおいしい料理がたくさん食べられた。まったくもって幸せなことである。

火曜日は、出張から帰りの夕飯。出張から帰った夜は、ご馳走の確率が高いような気がする。
ひらめのカルパッチョ。出張中肉が続いたので、今日は魚が食べたい、とのリクエストに応えてくれて、今日は魚介類コースだ。ひらめは薄味でとてもヘルシーな一品。オクラのガーリック炒め。僕はオクラが大好きなのだ。あの程よいネバネバと細身を齧る食感が良い。ガーリック炒めにすると、四川料理の干扁四季豆(インゲンのぴり辛炒め)に相通じる味になる。彩りも鮮やかだ。アサリの酒蒸。定番だ。身の大きさもほどよく、スープも大変美味い。殻で掬って飲むと、一層、磯の香りがするようだ。

この日、秀逸だったのは、イカのソテー。赤黒いソースが絡まっていて、イカ腸(ワタ)と一緒に炒めたような、こってりとした奥深さがある。どうやって作ったのかと感心して訊くと、秘密はオリーブペーストにあった。オリーブペーストとガーリックも使って炒めたのだそうな。ふーむ、これは、これは、美味い料理法を見つけたものだ。

a0064654_1594970.jpga0064654_20543.jpg一点だけ残念だったのは、ワイン。先日、風邪を引いたときにCVS Pharmacyへ風邪薬を買いに行ったら、Pinot GrigioとMerlotが なんと$1.99でSaleになっていたので、衝動買いしてしまったのだ。このPinot Grigioを開けてみたのだが、やはり値段なりの貧弱な味で、結局、ビールに切り替える羽目になった。あまりに安いワインは、それなりの味ということか。Merlotはどうだったのか? このあと出てきます。






金曜日は、昼間、カミサンが、友人の送別ランチを家ですることになり、相当時間をかけてオックステールの煮込みを作っていたので、夕食は、僕もそれを食べられることになった。

前菜は、最近、ヒット続きのサーモン巻きのサラダ。今日の具は何だろう?薄い黄色だ。クリーミーでコクのある不思議な味。カミサンに訊くと、クラムチョップ(アサリを細かく刻んだものか)とゆで卵で作った具材だという。これも、また、上手いことを考えたものだ。サーモンの香りとあいまって、大変リッチな味に仕上がっている。緑の野菜と一緒に食べるとちょうどよい。

a0064654_203521.jpga0064654_204892.jpgメインのオックステール。僕は、このこってり系の煮込み、シチューに目がないのだ。肉はとろとろに煮込まれており、ソースがたっぷり染みていて、旨い。オックステールというものは、大変多くの脂肪を含んでいるそうで、長時間煮ながら、表面に浮いてくる脂を300CCも捨てたのだそうだ。そうしても、これだけしっかりした、コクがある。コクのもう一つの秘密はワインだそうだ。赤ワインを一本使ったそうな。そう、前述のMerlotはこれに使われたのだ。賢明なカミサンは、Pinot Grigioの経験から、このMerlotも飲めたものではないと判断したのだろうな。ま、正解であろう。オックステールの煮込みには、もう一つ、技があり、こってりソースを中和するために、なんとかというエグミのある野菜が入っている。見た目は赤キャベツのような感じだが、別のものだ。名前は、教えてもらったが忘れた。これも奏功し、バランスの取れた、大変旨い煮込みに仕上がった。僕は、誘惑に勝てず、ソースまで全部飲んでしまった。ごちそうさま。

今週のビッグな出来事と言えば、僕がカミサンの誕生日を忘れていたことだろう。これだけ、いろいろ料理を作ってくれるなど、大変よくしてくれるカミサンをとても悲しませてしまった。痛恨の極みだ。世の奥様方からも非難轟々であろう。今夜は、ちょっと遅れてしまったが、改めてBirthday Dinnerだ。絢爛豪華な晩餐の話は、明日にでも。
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by gomanis | 2007-02-25 02:06 | 我が家の食卓

2007年2月10日(土)名古屋風手羽先

a0064654_14383665.jpg最近、Tomoさんのブログにトムが料理をしたという記述が出てくる。猫にごはんのNoirさんの旦那、Jさんも料理上手らしい。かくいう僕も、このブログでカミサンの手料理ネタを載せるたびに、H、それでいいのか、品評する暇があったら自分でも作らんかと、叱咤する声が自分の中から聞こえていたのだ。

そういう背景もあり、カミサンに、手羽先を作るに当たって、手伝って、と言われたときには、わが意を得たりとばかりに嬉々として応諾したのだった。

手羽先の唐揚げは、昔から大好物だった。特に、東京の鳥吉(うちは自由が丘に通っていた)の黒胡椒がたっぷりかかった手羽先は、入社したての頃、カミサンとのデートで何度か行って、安くて美味い、という印象を得ていた。また、最近では、LAの風来坊という居酒屋が、これを看板料理にしているのを知った。サンタバーバラの旅行の帰り、ここに行き、堪能したものである。

カミサンが、ウェブ上で、これはというレシピをいくつか探し出し、吟味の末、一つに絞った。作り方は、簡単に言うと、手羽先に片栗粉をまぶし、油で揚げ、秘伝のタレに一瞬浸して、炒りゴマ、塩胡椒等の後味をつける。僕が参加したのは、ゴマを炒ることと、手羽先を揚げる工程。
秘伝のタレの調製など、難易度の高い作業は、カミサンに任せる。

ゴマを炒るのは生まれて初めてだったが、あんなに退屈なものだとは思わなかった。火が弱いのか、なかなか香りが立たない。根気が要る作業だ。

油で揚げるのは、この料理のクライマックス。これは、楽しい作業だった。使用したのは天麩羅鍋。これを電磁調理器に載せ、温度を注意深くコントロールしながら揚げていく。このレシビによると、手羽先を2度揚げするのがノウハウのようだ。一度目は150度で8分間。これを一旦引き上げ、油温を190度に上げたあと、更に2分間揚げる。これをやることにより、中まで火が通り、しかも表面は、きれいな黄金色、かりかりに揚がる。

これを甘辛いタレにつけ、最後に炒りゴマを振るのだ。このときに同時に黒胡椒も振り掛ける。これは、思い切ってたっぷりと掛けたほうが良い。タレの味がかなり濃厚なので、胡椒も掛け過ぎぐらいで丁度よくなる。表面全体が、うっすらと黒色に染まるぐらいの感じだ。

いつもお世話になっている浦野絵須子さん宅へもおすそ分けしようということになり、全部で30個ぐらい揚げたので、何度にも分けなければならず、思ったより時間がかかったが、頑張っただけのことはあった。

手羽先は、甘辛いタレがよく馴染みながらもかりかり感を残し、口に入れるとなんとも豊かな味わいが広がるのだった。手羽元側では、肉も味わい、手羽先側は、細い骨までばりばりむさぼり喰う。ビールと合うことこの上なく、あっと言う間に2人で完食した。大変充実の夕餉となった。

a0064654_1439297.jpg男も厨房に立つと、奥さんの苦労がわかる。勿論、頭ではわかっているが、自ら実体験すると、よりその価値が理解でき、自然、感謝の念を抱くようになるだろう。同時に、創作欲のある人だったら、自分ももっと料理に参加しようという気になるに違いない。実際、僕は、揚げる作業が楽しかったので、その数日後、魚フライと海老フライを揚げる作業も手伝った。これまた、揚げたてを味わうというモチベーションもあり、楽しいひと時となった。料理万歳!(気が向いたときだけね)
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by gomanis | 2007-02-21 14:39 | 我が家の食卓

2007年1月20日(土) 1月の食卓から

a0064654_6441425.jpg最近、忙しくてブログをアップする暇がないのが悩みだ。いくつも美味いものを食べ、感動しているのに、文字に残すまもなく記憶が風化していくのは、人生をエンジョイしきっていないような感じがして残念なことである。

というわけで食卓を飾ったいくつかの料理をまとめて。

1/11は、僕の誕生日祝い(ほんとは7日だが、毎年、トレードショーで出張中)。
定番化したマグロの漬けの進化バージョン。今回は、大根おろしが登場した。今までの山芋とたくあんの千切りもよかったが、大根おろしも漬けによく合っておいしかった。惜しむらくは、こっちの大根なので、ちょっと辛かった。
豚肉とれんこんのぴり辛炒め。これは、もう、お約束通りの旨さだった。豚肉の甘みとれんこんのかりかりした食感、それに醤油色のビジュアル、派手さはないが、素晴らしかった。
この日のカミサンのクリエイティブな一品は、グラタン。口に入れた瞬間の、おや、という未経験の食感。何か、もちもちしたものが入っている。しかもよく味が染みている。実は、これ、山芋だった。山芋の存在感はすごい。食感だけでなく、味も一層リッチになる感じがした。
大変、残念なことに、これらの写真が手元にない。いつかアップします。

a0064654_6443076.jpga0064654_6444079.jpg1/17(水)は、Tomoさんを招待してチーズフォンデュー。ブログによると喜んでいただいたようで、なによりだ。チーズフォンデューというのは、鍋と同じように、食卓でわいわい言いながら自分で調理するという楽しみがある。具は、ジャガイモ、ブロッコリー、にんじんととてもヘルシーなもの。蛋白質は、イカのニンニク炒めで。こちらも定番のおいしさだった。前菜のサーモンの海老包みは二回目の登場。見た目麗しく、味も複雑にして上品な味。ワインは、Santa Barbaraで買ってきたロゼ。この日の献立にちょうど合う重さの味で、大変、おいしかった。






a0064654_6445871.jpg金曜日は、カミサンと相談し、Tomoさんから借りた紅白を見ようと決めていた。仕事が押して遅い始まりとなってしまった。いつものダイニングテーブルでなく、TVの前の炬燵のほうにセッティングされた食卓は、一目見ただけで飲兵衛の頬を緩ませるのに十分なものだった。
前菜として(前菜も主菜もなくランダムに食べるんだけどね)、大葉にサラミと大根の薄切りを載せたもの。前に大根に切れ目を入れ、明太子と大葉を挟んだものを食べたことがあるが、あれに似た感じだ。箸で折りたたむようにして口に入れるのが、またよいのだな。イカとアボガドの刺身は、特製の味噌で。味噌とマヨネーズとあとは、、、なんとかって言ってたが忘れた -- カミサン、補足しといてくれ – を混ぜたものだ。わさび醤油とは、一味違う、気の利いた味がする。もう一品、冷菜は、きゅうりと納豆のサラダ。きゅうりを手でちぎり、茗荷を入れて塩もみをしたもの(多分)に変わり納豆がかけてある。変わり納豆は、豆板醤が入っているという。茗荷の風味とあいまって、タイ風サラダのような不思議な香りがする。これまた、良い、酒肴である。それから、バターコーン。大好物のひとつだ。これを小さいスプーンですくって食べると、なんとも幸せな気分になる。さて、今日の大技は、牛肉の舞茸巻き。すき焼き肉を使ったというこの料理は、甘辛い醤油味の中に肉の脂が溶け出し、思わず唸りたくなる絶品だ。我が家の定番入り、確実だろう。

ワインを飲みながら、ゆっくり食事。紅白は、長いので、ところどころ飛ばしがらも堪能した。誰かもブログに書いていたが、この人、誰?というのが多かったなー。個人的には、森進一の『おふくろさん』、徳永英明の『こわれかけのRadio』、さだまさしの『案山子』がよかった。僕の時間は80年代で止まっているようだ。女性では、今井美樹の『プライド』のほか、やはり演歌系の人が、上手いなぁ、と感心した。石川さゆり、小林幸子、みんなめちゃくちゃ上手いね。夏川りみ?も素晴らしかった。年に一度だけ聞く、歌謡曲。なかなか堪能させてもらいました。
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by gomanis | 2007-01-22 06:47 | 我が家の食卓