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2008年7月21日(月)ギリシャの料理について

a0064654_324729.jpga0064654_3245839.jpgギリシャに4日滞在したら、その料理の傾向が見えてきた。

まず、全体のレベルだが、かなり高いと思う。食べた料理、すべて美味かった。特にやはりシーフードが美味い。たとえばPlaka Giolocosという店で食べた昼食メニュー。前菜が、イカフライ、蛸のソテー、小エビをボイルしたもの。イカフライは、世界中、どこにでもあるFried Clamariだが、ふわっと揚がっていて美味い。蛸は固く焼きあがっており、歯ごたえが良い。海老が泣けた。薄桃色の小指ほどで皮付、頭付で皿に盛られている。これにレモンを絞って食べるのだが、ほのかな磯の味が素朴で実によかった。フォークとナイフで頭だけはずし、胴体は皮ごとむしゃむしゃ食べる。美味い、美味い。いくらでも食べられる。

メインは、ロブスターと50センチぐらいはあろうかという巨大な魚を豪快に丸ごと焼いたもの。

a0064654_328711.jpga0064654_326379.jpgロブスターは、蒸したものを食べやすいように縦に半分に切ってある。身は、ぷりぷりしている。褐色の脳みそも甘くてとろりとしている。メキシコ人を見ていたら、ミソは食べないようなので、美味いよと教えてあげたが、やはり嫌いだという。もったいないので、その人の分も食べさせてもらった。

魚は、白身で脂が乗っており、歯ごたえがある。そのままでも薄い塩味で美味いが、現地の人に教えてもらったのは、コップ1/4ほどのオリーブオイルにレモン汁を絞り、これをフォークでかちゃかちゃ混ぜて魚にかけて食べるもの。ギリシャっぽくてよかった。オリーブオイルが決め手なのだろうな。魚も、頭を誰も食べようとしないので、半分もらって頬肉などを堪能した。メキシコ人は、意外と魚の食べ方を知らないなという発見。

ギリシャは、サラダも美味い。どこでサラダを食べても、たっぷりのオリーブオイルがかかっている。身体にも良いと思うと、野菜をわしゃわしゃ食べるのも快感だ。

こういうものを毎日食べていると、どれも美味いのだが、一方、恋しくなるものがある。
チリだ。ロブスターも白身魚も、酢漬けの唐辛子があったらどんなに美味いだろうと思った。酢漬けがなかったら、生の唐辛子を刻んで醤油に落としても良い。ギリシャでは、スパイシーなソースは一切使わないようで、どの店で聞いても、たいてい置いてあるのはタバスコぐらい。これが残念といえば残念だった。

ステーキ、豚肉のBBQなども食べる機会があったが、やはり、どれも味は淡白だ。胡椒もごくごく控えめ。あるいは、まったく使っていないのかもしれない。
ワインは、白は、シャルドネとローカル種のブレンドが多いということだが、ソービニョンブランのようにフルーティーなものが主流。これは、これで美味い。赤は、スムーズで飲みやすい。淡白な料理に合わせてワインも発達したのかもしれない。
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by gomanis | 2008-07-22 03:28 | 美食

クレタ島

アメリカ大陸のの南端、アルゼンチンから一転してエーゲ海に来ています。文章を書く気力はないけど、写真だけでもアップしておきます。毎夜の宴会でへろへろですが、元気に頑張っています。
写真はホテルからエーゲ海を見下ろすの図、クノッソス宮殿近くのワイナリー、真夜中のエーゲ海です。
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by gomanis | 2008-07-20 07:18

2008年7月15日(火)アルゼンチンステーキ

a0064654_4383487.jpga0064654_4385076.jpg初めて来たブエノスアイレスは、真冬にもかかわらず、えらく暖かい。街行く人は、皆、半袖、Tシャツ姿で、暖かいのはいいのだけれど、地球温暖化が本当に心配になったりした。

さて、夜は、お楽しみ、本場のアルゼンチンステーキ。現地の同僚に連れて行ってもらう。
『El Pobre Luis』。Poor Luisという意味だと言う。なぜこんな名前にしたのかと聞くと、創業当時は、本当に貧乏だったのだそうだ。今は、そんな雰囲気は微塵もなく、大きな店構えに多くの客でにぎわっている。店内は、近くのスタジアムを本拠地にするLiver Plateとかいうサッカーチームのキャラクターグッズが所狭しと飾られている。


a0064654_4404485.jpgソーセージとコロッケの前菜から行く。濃厚な味で美味い。
最初の肉は、『Molleja』(モジェハ)という部位。牛の首の周りの肉だそうだ。フォークでも切れるほど柔らかい。とろりとして、同行の人は、フォアグラより美味いかもしれないと絶賛。なぜこんなに柔らかいのかというと、冷凍しないからだそうだ。メキシコでもこのモジェハ、あるところにはあるそうだが、一回冷凍してしまうので、固く、小さくなってしまうのだそうだ。味付けは、どの肉も共通だが、塩のみ。胡椒すら邪道だという。新鮮な肉の味を、そのまま味わうのがアルゼンチン流とのこと。




a0064654_4393837.jpgワインは、やはりマルベック。さらりとして飲みやすい。繊細な肉の味に合うのだと、納得。










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続いては、リブアイ、Tボーンステーキ、骨付きあばら。この店の焼き方は、いわゆるウルグアイ流とのこと。ウルグアイ流というのは、炭の量を調節したり、肉を置き換えたりするのではなく、網の高さを調節したり、網を傾けたりすることによって焼き加減を調節するものなのだという。ブエノスアイレスの住宅には、100%、BBQグリルがあるのだそうだ。やっぱり。
Asado(アサド)という、何時間も弱火でローストする料理はないのかと聞くと、連れて行ってくれた同僚は、好みだが、アサドは、肉を煮たのと似たような食感になるので、あまりお奨めでないとのことだった。比較的短時間でぱりっと焼くのがよいのだと。

アルゼンチンのBBQは、文化なのだと感じた。たとえば、Tボーンステーキ。これが一番旨いというのだが、その理由は、骨から苦味やスパイスがたくさん肉に溶け出して、噛めば噛むほど肉の味わいを深くするからなのだそうだ。だから塩しかしないと。肉のもっとも旨い味わい方を研究してきた国民なのだと敬服することしきりだった。

アルゼンチン、奥が深そうだ。ぜひ、ゆっくりプライベートで来たい。
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by gomanis | 2008-07-18 04:42 | 美食

2008年7月7日(月) 松茸の季節

a0064654_1232595.jpg5月に入ってからというもの、うんざりするような雨が続いている。今年のメキシコシティーは、長くいる人によると、ことさら雨が多いのだと言う。別に外を歩き回る仕事でもないが、それでも気が滅入ることには変わりない。

そんな中でも楽しみはある。季節の移り変わりというやつだ。たとえば、松茸。去年、夏の終わりに赴任してきて、松茸が採れると聞いてたいそう嬉しかった。日本料理屋でも素焼き、土瓶蒸など、様々な料理法で楽しませてくれた。確か10月いっぱいぐらいあったのではなかったか。

今週末、ミカサへ買い物に行くと、なんと松茸がもう出ているではないか。小ぶりのものがパックに4本ほど入って70ペソ。日本円で700円強。安い。というわけで、今夜は、初物を堪能した。

うちのは、単純に日本酒を垂らして包み焼きにしたもの。アルミホイルの片側を開けると、ふわっという湯気とともに、芳醇な山の香りが立ち昇る。奥深い、山の湿った空気が閉じ込められていたかのようだ。

レモン汁をほんの少し絞って食べてみる。不思議な食べ物だ。香りに魅せられるあまり、口に入れても、味わいは、まだ口の外に残っているようだ。鼻腔を差すこの山の気配は、口の外から来たものか、はたまた口腔から上ってきたものか、判然としなくなる。しばらくして、今度は、醤油を一滴二滴垂らして食してみる。うーん、これまた、香りがよけい引き立つような味わいだ。順番が逆であってはこうは行かなかった。やはり、淡いレモン風味から醤油に進むのが王道だろう。

あと4ヶ月ほど、これが楽しめると思うとほんの少し、気が紛れて来る。

カミサンと冷酒を飲みながら、松茸をつまむ。窓の外は、しとしと雨が降り続き、暗い闇に濡れたネオンがぼおっと浮かんでいる。
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by gomanis | 2008-07-08 12:32 | 我が家の食卓