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11月23日(日)有朋自遠方来、不亦楽乎? 4.ゴルフナッツ万歳!

翌朝、やはり、トムがゲーゲー吐いている。テキーラの飲みすぎだ。去年、KKさんもやはりテキーラを飲みすぎ、激しい二日酔いで苦しんだことを想い出した。KKさんの場合は、ゆで卵が解毒に効くと信じているらしく、奥さんのMちゃんが夜中に甲斐甲斐しく作ってあげたらしい。
トムは、水を飲んでは吐き出すということを繰り返している。胃を洗浄する、ということなのだろうか。各人各様の対処法があるようだ。トム、相当苦しそうだ。

来る人来る人テキーラに倒れるということは、ホストとしていささか責任を感じざるを得ない。飲みなれない人に無闇に勧めてはいけないと反省。しかし、友人がわざわざ訪ねてきてくれれば嬉しいし、たくさん飲んでハッピーになって欲しいし、このへんの兼ね合いが難しくはある。

さて、ゴルフの話。今年は、ゴルフがややマンネリ化していたかもしれない。いつも同じコースで、だいたい同じ面子でまわる。しかも練習する時間もとれず、技量は落ちる一方。モチベーションも多少下がっていたかもしれない。それが、昨日のトム、Tomoちゃんのゴルフから大いに刺激を受けた。平日は練習できなくても、ラウンド前、ちゃんと練習して良いスコアを出そう、と一念発起したのだ。しかも、サンディエゴでやっていたように、アプローチとパッティングを中心に練習することにした。アプローチは、取れる練習時間の少なさを考え、SW1本に集中。AWとLWは、基本的に使わないと決める。特にLW(60度のFourteen)は、ソールも薄く、ジャストミートするのは難しいクラブ。練習不足では、ざっくりやトップが出るだけだ。よほどの状況でない限り封印しよう。あとは、パッティング。転がりが一定になるよう、何度も何度も5歩の距離を練習。また、まっすぐに打てるよう、アイアンを2本、パターのヘッドが通るぐらいの間隔で平行に置いて、パッティングの練習。昔、ヘッドがまっすぐに出せなくなったときにやった矯正法だ。こうして、ラウンド前に自信を高めていく。

その甲斐あって、今日は87(45,42)で上がることができた。パットは30。大きな改善だ。嬉しい。昨日、トム、Tomoちゃんとやらなかったら、こうして基本に返ることも思いつかなかっただろう。ゴルフ仲間は偉大なのだ。

僕以上に練習好きな、Tomoちゃんも、嬉しそうにラウンド前練習。昨日は、練習なしで出てしまったので、ちょっと悔いが残ったらしい。今日は、万全の状態でラウンド。リズムを取り戻し、楽々94。この長いコースでは立派な成績だ。普段から練習しているから、スイングの再現性が極めて高い。それもまんべんなくウッドもアイアンも上手い。うらやましい限りだ。

カミサンはいつものように飄々とラウンド。カミサンのゴルフについては、いつか別途書きたい。

トムは、ゴルフ場に着いても吐き続け、心配したが、ティーオフのころにはだいぶ回復し、後半は、いつもの元気なトムに戻った。よかった、よかった。

夜は、そろそろ日本メシが恋しいだろうと思い、燦鳥Del Valle店へ。トムは前菜に鰻の押し寿司とスパイシーツナロールを頼んでご満悦。ビールも飲めるまでに回復した。
この店のお薦めは、味噌鍋。大きな銅の鍋に味噌味の汁が張られており、これに、牛肉や、魚介類を入れて食べるのだ。おなかに優しく、栄養も満点。最後はうどんで〆る。

楽しかったトム、Tomoちゃんの訪問も今日が最後。いっぱい話をして、酒を飲んで、おいしい物を食べて、マニスを可愛がってもらい、あっという間の3日間だった。だが、僕としては、一番嬉しかったのは、初めてのメキシコ旅行にゴルフバッグを担いで来てくれて、2日もゴルフをしてくれたことだな。折り紙つきのゴルフナッツだ。また近いうちに一緒にまわろうね。次はNew Jerseyかな?
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by gomanis | 2008-11-30 14:40

11月22日(土)有朋自遠方来、不亦楽乎? 3.Estoril 至上のモレとテキーラと

a0064654_1095428.jpga0064654_10103729.jpgメキシコ料理と言えば、モレでしょう。なにしろ国民食と言ってもいいぐらいのものだ。そして、僕もモレ百回を宣言して、実践しているので(多分今まで10回ぐらいは食べた)、人にも味わって欲しい。
ポランコにあるEstorilは、Oaxaca moleを看板料理にしている。国民食を看板にするぐらいだ、よほど自信があるのだろう。

実は、ここを訪れるのは2回目。初めて来た時には、メキシコ通の駐在員O夫妻と一緒で、メニューは、すべてO氏が選んでくれた。今日も、トム、Tomoちゃん夫妻に楽しんで欲しいので、冒険はせず、同じセレクションで行く。サンディエゴで2人と面識のあるTも加わって5人のにぎやかな食事となった。

前菜は、タコス2種。海老と肉だ。テキーラを開けてもらう。1800(ブランド名)のAnejo。琥珀色したAnejoは、一年以上寝かせただけあってコクがあって味わい深い。小さいショットグラスでくいっと一口分呑み込み、鼻に抜ける香りを楽しむ。喉元がカーッと熱くなり、一瞬眩暈を覚える。そして正気に戻るためにサングリータと呼ばれるトマトベースのジュースを喉に流し込んでやる。また、人によっては手の甲に塩を盛り、ちびちび舐めながらテキーラを飲む人もいる。僕は、塩よりもレモンを舐めながら飲むほうが好きだ。こうして飲むと、口の中も、頭の中も、いかにも何事もなかったような状態に戻る(気がする)のだ。

タコスは、街の屋台も旨いのだろうが、こうして上品に白いテーブルクロスのかかったテーブルで食べるのも良い。ちょっとピリ辛の海老の味付けが絶妙で、陶然となる。もう一品、ホタテのブラックキャビア載せ。乳白色をした生の貝柱に、キャビアが宝石のように載っている。ホタテのさくっと歯の通る食感とキャビアの豊かな塩味が美味い。こってりしているようでさっぱりしているような、複雑な味だ。そしてこの食感が舌に残っているところに、また、テキーラを一口。攻め立てるような野性的な芳香が、口の中を一瞬で支配する。レモンを吸って正気に戻る。

a0064654_10111996.jpga0064654_10113928.jpg前菜を一通り食べたところで、いよいよモレが登場。これも海老と鶏と2種類。色々なところでモレを食べてきたが(たった10回ぐらいだけど)、ここのが文句なしに一番美味い。モレソースのゆるさ加減、塩加減がちょうどよいのだ。そして勿論、こってりとスーパーリッチな強い味が良い。このソースに何の抵抗も示さない鶏肉は、言うまでもなくよく合うし、だからモレと言えば鶏肉ということになっているのだろうが、実は、海老もかなり美味い。海老がいいのは、多分、それが持っているもともとの塩味とモレの甘みが喧嘩するからだろう。海の塩味と陸のカカオのぶつかり合いがよいのだ。また、ぷりぷりした食感も良い。海老の場合は、あまりモレをたくさんかけず、7分ぐらい、海老の身にまとわせたところで食べるのがちょうどいいような気がする。かけすぎると、海老が負けてしまう。

話も弾み、気がつけばテキーラも8割方空になっている。もうサングリータを飲んでも、レモンを舐めても正気には戻らない。頭の中は緑、白、赤のメキシコ国旗だ。

家に戻り、さらに別のテキーラを開けて飲み続ける。僕は、いつものように途中でそっと退場。トムはテンションが上がり続け、大ハッピーでカラオケまで歌ったらしい。この上もなく元気だった、この時までは。
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by gomanis | 2008-11-29 10:14

11月23日(土) 有朋自遠方来、不亦楽乎? 2.Teotihuacan, La Hacienda

a0064654_9581016.jpg2日目の朝、観光の前に4人と1匹で散歩に行く。というか1匹のために散歩をする。トムもTomoちゃんもマニスをとても可愛がってくれていて、散歩も喜んで一緒に行ってくれるのだ。ありがたい。こうしてサンディエゴから来てくれた2人と一緒に家の前の公園を一緒に歩く。なにか不思議な感覚だ。これが縁というものか。マニスは、そのような意味を理解することもなく、ひたすら落ちている食べ物を探している。バカ犬め。


a0064654_9585822.jpga0064654_9593130.jpg午前中は、Tomoちゃんが唯一観光したいと言ったteotihuacan(テオティワカン)へ。高所恐怖症だというTomoちゃんは、手をついたり、ロープにつかまったりしながら恐る恐る上っていく。トムは、意外に冷たく、手を差し伸べようともしない。Tomoちゃんもそれで別に文句を言うわけでもないから、これがこの夫婦のやり方なのだろうな。さて、ふうふう言いながら太陽のピラミッドの頂上に到着し、歓声を上げる。僕も2回目だが、やはり上からの景色は綺麗だ。メキシコシティのほうを見やると、薄茶色のスモッグが街をすっぽり包んでいるのがよくわかる。かたや、月のピラミッドのほうは、対照的に澄んだ空気に目に沁みるような青空が広がっている。眼下に広がる古代都市遺跡。最大12万人がここに住んでいたという。死者の道を登り、月のピラミッドとその前の広場を見学。カミサンは、Teotihuacan自体初めてだが、最近は考古学講座など受講していて、石彫などに興味を示している。良いことだ。僕は、メキシコの歴史には興味はあるが、文字のない時代には、あまり興味を持てず、Teotihuacanも実はお付き合い半分、ゴルフのウォーミングアップ半分、というところだった。

ありがたきかな。トム、Tomoちゃんもそれは一緒。滞在わずか1時間半(もっと短かったかな?)にしてそさくさとゴルフ場へ向かう4人であった。ごめん、カミサン。ごめん、古代人。

a0064654_1001480.jpga0064654_1005995.jpgLa Haciendaは僕のホームコース。このティーグラウンドにトム、Tomoちゃんが立つ。素晴らしい光景だ。太陽が高くなるとぽかぽか暖かくなって、絶好のゴルフ日和となった。僕はメキシコに来て明らかにゴルフが下手になった。サンディエゴ時代のスコアは、週に2度は通っていた練習に支えられていたのだな。他方、このサンディエゴから来た2人は、前より一層上手くなっていた。トムは、左腕の降りてくるタイミングが前より遅くなり、”ため”ができて飛距離が伸びていた。アプローチも左脇がしまり、確実にボールの芯を捉える。パットも面白いように入り、89であがる。見事だ。Tomoちゃんも、練習なしでいきなりスタートしたので波に乗るまで少し時間がかかったが、やがて勘を取り戻し、後半は、どのショットも綺麗にボールを捉えていた。

今日は、4人で面白いゲームをした。パットをショートしたら、罰金1ドルというものだ。これは、パットの腕を磨くのに役立つと思った。長いのも、短いのも、上りも、下りも、全部、カップを通り過ぎるようしっかりパットする癖がつく。僕は、ショートする癖があるので、罰金3。これは、いい。今後、罰金は払わなくてもショートしたパットの数も記録し、常に0になるように気をつけよう。

スコアのほうは、最悪の100。今期4回目の3桁だ。明日こそは80台。
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by gomanis | 2008-11-28 10:02 | ゴルフ

2008年11月22日(金) 有朋自遠方来、不亦楽乎? 1. La Hacienda de Los Morales

サンディエゴからTomoちゃん、トムの夫婦が遊びに来てくれた。マニスは、狂喜乱舞だ。カミサンと僕も、勿論、最上級の態勢で迎える。初日の夜は、La Hacienda de Los Moralesへ。カンクンで3日過ごした後なので、少し、歴史を感じられる場所がいいかなと思ったのと、Welcome Dinnerには、少し、フォーマルなところへお連れしたかった。昨年、K夫妻をお連れしたSan Angeles Innもいいが、ここも負けず劣らず雰囲気が良い。ウェイターのサービスも申し分ない。

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今日は、気張って前菜にEl Jamón BelloteとLas Anglas a la Bilbaina を頼んでみる。ウィキペディアで見るとEl Jamón Belloteというのは、イベリコハムの最高峰らしい。桃色と朱色の中間のような色をしている。きれいな、官能的な色だ。味は塩味と脂がほどよく溶け合い、なんとも上品だ。これは、500ペソ。

Las Anglas a la Bilbainaは、鰻の稚魚。スペイン料理の中でもっとも高価な食材ではないだろうか。去年、I家とK家が来た時に、Torre de Castillでこれを売りつけられそうになった。2000ペソ!もすると言うので、慌てて要らない、要らないと首を振った覚えがある。その後、スペイン駐在歴のある人に話を聞いたりしていて、食べたかったのだが、いかんせん、これを頼むのは勇気が要った。ここのは、875ペソ。高いが、ほかの店に比べれば良心的。そして今日は特別なオケーションなので、思い切って注文することにした。小さい深皿に出てきたAnglasは、白魚のよう。たっぷりのオリーブオイルとにんにくで熱々に火が通してある。数匹フォークに引っ掛けて口に入れてみると、なんとも頼りない歯応えだ。蛋白質は感じるが、魚自体が味わい深いわけではない。でもソースは非常に美味だった。皆、Anglasを食べ終わってもこのソースにパンを浸して楽しんだ。パスタソースにしても美味いだろう。

このほか、僕のお薦めのLa Sopa de Mariscos del Golfo(海鮮スープ)、それぞれ好きなメインディッシュを楽しむ。Tomoちゃんは豚肉の料理、トムはこれまた僕のお薦めのアラチェラ。美味い、美味いと喜んでくれた。

a0064654_1220325.jpg食後は、カミサンの粋な計らいで数日前誕生日を迎えたTomoちゃんのためのサプライズ。小さなケーキとシャンパン、それにマリアッチの生演奏でお祝い。Tomoちゃん、おめでとう!

友人が訪ねてきてくれるのは嬉しい。メキシコは、色んな美味いものがあり、僕は、ぜひ、それらを味わって帰って欲しいと思っているのだ。明日は、ゴルフ。楽しみ、楽しみ。
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by gomanis | 2008-11-27 12:24 | 美食

2008年11月17日(月) 父の葬儀

父が亡くなった。91歳の大往生だった。ちょうど出張で日本に着いた日に具合が悪くなり病院へ運ばれ、翌日未明、息を引き取った。そういうわけで死に目には会えなかったが、朝一番の新幹線で駆けつけ、お別れをすることができた。まわりからは、父が呼び寄せたのだと言われた。そうかも知れない。

父は、戦争後シベリアと中国に11年にわたって抑留され、その間に、すっかり無神論者になった。筆舌に尽くしがたい体験をし、この世に神も仏もあるものか、という信念に至ったらしい。このことがあったので、物言わぬ父に対面したときも、悲しみはこみ上げてきたけれども、もうこれは父ではない、父の居た物体なのだ、と思えることができた。父の魂は、あの世へ行ったのではなく、もうどこにもないのだ、父は終わったのだ、と。

そう考えると、葬儀の一連の行事は、むしろ残された者のためのもののように思われてならなかった。家族はじめ、親戚や、生前父と交友のあった人々が、父がいなくなったことを認識し受容するための儀式だ。僕自身、心持が母の葬儀の時とはだいぶ違うことに気がついた。母の時は、母は無神論者ではなかったような気がしたので、僕が祈って成仏できるものなら成仏して欲しいと思い、一所懸命祈ったが、父を送るに際しては、そのような心にはならなかった。何度も合掌、焼香する場面があったが、その都度、父に何事かを語りかけながら、その実、自分にそれを言い聞かせていたのだと思う。

葬儀を頼んだ寺は、僕の高校の友人が副住職をやっているところだ。ゆくゆくは親父さんのあとを継いで住職になるらしい。高校時代、一緒にギターを弾いたり隠れてタバコを吸ったりしたかなり近しい友人だが、こいつに高いお布施を払うのかと、正直、強い違和感があった。しかし、通夜、出棺、火葬、本葬と一連の流れを経て、お布施とは、坊さんとは、こういうものなのだ、と納得するものがあった。

坊さんの赤や紫に金色の仰々しい袈裟や、2人、3人で合奏のように行う読経。それらは、一種のパフォーマンスなのだ。遺族や、来葬者に対し、“この儀式を通じて、故人は仏様になるんです。あなたは信じていないかも知れませんが、あなたは間違っているかも知れませんよ。私が大真面目に儀式を執り行いますから、仏の道を信じてみなさい。”と説得するデモンストレーションとでも言えばいいのだろうか。僕からすると、高いお布施を払ったのだから、せいぜい、上手く演じてくれよな、という気持ちでこの友人のパフォーマンスを見守った。なにしろ、肝心の父がもうここにはいないのだから。

そして、彼らは上手く演じきった。友人の読経も堂に入ったもので、次第に、ああ、これは確かに日本の社会では、確固たる需要のあるビジネスなのだな、と思えたのだ。彼らが執り行う儀式に皆集う。集う人々は、宗派の違いはあれ、おおむね、順序や式中のしきたりを無言のうちに共有し、儀式の一部となる。

父は、こういう葬儀を見越していただろうか。いや、達観していた人だから、自分なきあとのことなど気にもかけず、来こし日に想いを馳せながら人生を閉じたような気がする。

さようなら。
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by gomanis | 2008-11-17 21:17 | 一般

ブログ復活!

メキシコに来てから、ブログの更新が、すっかりたらーん、たらーんと間延びしてしまっていた。色々言い訳はあるのだが、大きな原因のひとつがテクニカルな意味でのブログ環境だった。家のワイヤレスネットワークと、前に使っていたPC(Internet Explore)のせいで、投稿ページにログインできないことがしょっちゅうだった。これ、こういう環境にいない人には想像もつかないことだろう。で、面倒くさくなって更新を怠っていた。

が、しかし、このたび、環境を一新!VAIOを最新のZシリーズに替え、router経由のワイヤレスネットワークを止めてIusacellのWANサービスに切り替えたところ、さくさくつながるではないか。これだと、WANの信号さえあればネットアクセスできるので、例えば渋滞の車の中からもブログが更新できる。

あとは、どれだけマメに書くか、だけだね。乞うご期待。

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by gomanis | 2008-11-16 21:04 | 一般