<   2009年 02月 ( 8 )   > この月の画像一覧

2009年2月25日(水) 最近お気に入りのレストラン

a0064654_10132590.jpgどこへ行こうか、と迷って、じゃあ、あそこにするかというレストランが2つある。1つはBellaria、もう1つはBros Oyster Barだ。

Bellariaは、イタリアン。ここで美味いのは、烏賊のソテー。カラマリといえば、アメリカでもメキシコでも(これだけはなぜか米墨共通)フリッターが圧倒的に多いが、ここのは、衣のないシンプルなもの。白ワインで味付けしてあるのだろうか。緑色のハーブも軽く散らしてあり、見た目もよい。揚げてないので、腹にももたれず、前菜としてかなり気に入っている。それからもれなく注文するのが、Cuatro formaggi pizza。具は4種類のチーズだけの、シンプルなもの。これもワインに良く合う。あとは、パスタも各種あり、その時々の気分で楽しんでいる。

Brosは、焦げ茶色のデコを基調としたこじんまりとしたおしゃれな店。生牡蠣とプライムリブがいわばメニューの主軸で、勿論それらは美味いのだが、ここの、魅力は、毎回変る今日のお薦め。黒板に書かれた10種類はあろうかという日替わりメニューが、なかなか高水準なのだ。これまで食べた中では、シーフードの煮込みのようなもの(スペイン語の名前は忘れた)や、カッペリーニのトマトソースなどが美味かった。それから、ここにはメキシコでは珍しい生ビールがある。ダークとライトとhalf&half3種類から選べる。これを飲みながら黒板のメニューを眺めるのが楽しいのだなぁ。

BellariaもBrosもそれほど高い店ではない。大上段に構えてはいないが、味の押さえどころは心得ていて、サービスもよく、ワインも美味いという心地よい店なのだ。そういえば両方ともともPolancoとSant Fe両方に店を持っているところも共通だ。

Bellaria
Polanco店:Av. Presidente Masaryk, 514 (Calle Socrates), Mexico City, 11560
Santa Fe店:Juan Salvador Agraz #37 Col. Santa Fe, Mexico City, DF 05300

Bros Oyster Bar
Polanco店:Calle Lope de Vega, 226 (Newton), Mexico City, 11570 T:5250 1325
Santa Fe店:Juan Salvador Agraz 37, Entre Vasco de Quiroga y Autopista México-Toluca
Col. Santa Fe
Tel. 5292-9532
[PR]
by gomanis | 2009-02-26 10:13 | 美食

2009年2月20日(金) Na De Fo、異文化を尊重するということ

a0064654_1052816.jpgカミサンの韓国人の友人に、美味い冷麺を食べさせる店があると誘われ、Zona RosaにあるNa De Foという韓国焼肉屋へ初めて行った。店内は、今までメキシコシティーで行っていた韓国料理屋よりもかなりカジュアルな雰囲気。テーブル、椅子は、Fisher'sのような銀色のアルミ製の簡素なもの。天井のダクトから、排煙用の蛇腹煙突が卓上コンロのすぐ上まで降りてきているのが特徴だ。卓上コンロは、テーブルの真ん中がくりぬいてあり、ここに、ぼうぼう炎の立つ炭火を入れる方式。店内は、韓国の若者が8割、日本人が2割といったところ。満席でにぎわっている。

僕らは、勝手がわからないので、誘ってくれたキムさんの采配にお任せすることにした。キムさん一家は娘さんが2人の4人家族。
娘2人を横のテーブルに座らせ、我々大人4人で1つのテーブルを囲む。キムチや前菜各種に続き、貝殻に付いたままのホタテ、定番のカルビ、そして最後に今日の目玉、冷麺とチゲを食べた。どれも美味かったが、今日、書きたいのは食べ物の話でなく、文化の話。

実は、韓国人とお付き合いをするのは、これが初めてだ。アジアは長かったが、不思議と韓国人とプライベートに知り合う機会は今までなかったのだ。韓国は、日本に儒教を伝えた国であり、今でも長幼の序を重んじ、行儀作法もうるさいと聞く。食事に関しても、お碗を直接口をつけて味噌汁を飲む日本の習慣を野蛮だと思っているということを聞いたこともあり、今日は、韓国料理をいただくのだから、すべからくキムさんの作法に合わせようと決めた。

キムさんご夫妻は、両方とも親日家と見受けられた。特に奥さんは、日本企業に勤めたこともあり、日本語もぺらぺらだ。会話は、だんなさんとは英語で、奥さんとは日本語になる。そんな国際的なお2人だが、当然、行動の規範は韓国の文化。いろいろと面白い発見があった。

酒を注がれるとき。右手でグラスを持つが、左手を右肘に添えるのが作法のようだ。注ぐ方は、片手でよい。日本では、注ぐ方は瓶を両手で持つのが礼儀正しいとされる。注がれるほうは、グラスを右手で持ち、左手をグラスの底に添えるのが作法だろう。注ぎ、注がれることに敬意を介するのは共通だが、具体的な敬意の表しかたが違う。

a0064654_1005267.jpga0064654_1011038.jpg肉を焼くのは、全部キムさんのだんなさん。これは、完全に男の仕事なのだそうだ。トングとはさみで焼いて、切って取り分けてくれる。なお、焼け焦げた部分は、丁寧に切り落とす。これは、日本人のやりかたとは違うな。日本人は、焦げた部分も少しだったらそのまま食べてしまう。焼き上がった肉を取り分ける順番は、僕ら夫婦が最初、次に娘さん、最後から二番目に奥さん、そして最後が自分。ふんふん、これは日本人もこうするだろうなという順番。なお、直接網の上に箸を伸ばして肉をとっても良いのかと質問したら、構わないのだそうだ。少しほっとした。ずーっと取り分けてもらうのは気がひける。

カルビの大きな塊を4つ食べると、かなりお腹一杯になった。だが、更にカルビを4つ注文するキムさん。えー?この理由は、のちほど明らかになる。

カルビの途中でチゲと冷麺を注文。チゲは、4人で1つだ。どうやって食べるのかと思ったら、真ん中に置いたチゲ鍋に直接スプーンを伸ばし、口に運ぶ。ほう、それでいいのか。中国に最初行ったころ、中国人がこうしてレンゲを直接スープに伸ばし飲むので抵抗があったが、チゲは網の上でぐつぐつ言っているので、それほど抵抗はない。

冷麺は、2人前を4つに分けて出してもらった。麺にはさみを入れて短くしてから食べるのはお馴染みの光景。麺を食べ終わると、キムさん、いきなり大きな銀色のボウルを持ち上げ、口に運ぶとズズーッ、ズズーッと美味そうに汁を飲み出した。えーっ!?えーっ!? それ、ありですか。僕は、今までは、韓国料理屋で冷麺を食べるときは、習慣に反すると思い、辛抱強くスプーンで汁を飲んでいたものだった。なぁーんだ、直接飲んでいいんだ。これが、本日の最大の驚きだった。

伝統的な正しい習慣は、わからない。でも少なくとも、韓国のまっとうな社会人であるキムさんがこうして冷麺の汁を飲むということは、それほど下品なことではないのだろう。習慣も時とともに変るものだし。

さて、そろそろお会計をして帰りましょうか、と言うと、キムさんが、もう払ってしまったと言う。これまた新たな気づき。韓国人は、割り勘はしないのだ。そして今日は韓国料理屋。キムさんとしては、今日は、最初からホストとして僕らをもてなしてくれるつもりだったらしい。もう十分食べたのにカルビを追加注文したのもこのため。中国と同様、人をもてなすときは、余るぐらい料理を供するのが礼儀なのだろう。じゃ、次回は弁慶でご馳走しますということで、ご厚意に甘えることにした。ちなみに、余ったカルビを焼いて持って帰るということはしなかった。これも習慣なのかな?

なお、キムさんと僕の会社は、もろに競合関係にある。お互い、名刺を交換した瞬間から、相手が、自分が知りたい情報を山ほど持っている職にあることは、百も承知だ。食事中、一言も仕事の話をしなかったのは、キムさんの良識か、Compliance Trainingの成果か。いずれにしても立派な振舞いである。終始楽しく、また、後味も良い食事だった。

別れ際に、あなたは私のelder brotherです、と言われた。儒教の国である。
[PR]
by gomanis | 2009-02-26 10:03 | 美食

2009年2月21日(土) Reforma 500, カミサンの誕生日

a0064654_8121877.jpga0064654_8125328.jpgカミサンの誕生日、普段行かないところへ行こうと相談して、Four Seasonsの中にあるReforma500というレストランへ行った。店内は、さすがにゆったりとしたテーブルセッティング、古臭からず、かといって新奇にも走っていない、バランスの取れたお行儀良さとでも言うのだろうか。ウェイターがやたらたくさんいて、ちょっと目を泳がすと、すかさず何か御用ですか、と寄って来る。

シャンパンで乾杯し、メニューを持って来てもらう。今日は、奮発していいものを食べようと、張り切って普段よりも幾分財布を膨らまして行ったのだが、余り、これは、という食材がなく、拍子抜けした。思い切ってキャビアでも行ったろかい!と思っていたのに、である。

Jabugo with Figs Compoteとホタテのサラダを前菜にもらう。Jabugoというのは、イベリコハムの製造で有名な町らしい。これは、石の板の上に盛られて出てきた。端にイチジクのジャムが添えられていて、これをつけて食べろということらしい。ハム自体は、筋も脂もなく、結構なお手前で、という上品な味。イベリコハムって本当に美味いと、最近思う。イチジクジャムはなくてもいいかもしれない。

a0064654_8131880.jpgメインディッシュもこれは、という看板料理がなく、選ぶのに困ってしまった。メキシコ料理もありますと言われて別メニューを見たら、一品440ペソと飛びぬけて高い料理がある。おお、これにするか、と思って見てみると、飛蝗(バッタ)と昆虫の幼虫の盛り合わせだった。Four Seasonsで銀のフォークとナイフで幼虫を切り刻んで口に入れる趣味はないので、却下。大事な誕生日だとういのにまったく。結局、カミサンはシェフお薦めの海老のソテー、僕は、ラムチョップにする。美味かったが、せっかくの晴れの日に食べるほどでもなかったなー。

デザートでちょっと名誉回復。予約した時に頼んであった、チョコレートケーキ。これをカミサンには気づかれないように、後ろに回りこみ、蝋燭に火をつけて恭しくテーブルに持って来てくれた。皿にはFelicidades(おめでとう)の言葉と、カミサンの名前が。おしゃれなくるくるっとした蝋燭。カミサンが嬉しそうだ。よかった、よかった。

食事を終えて外に出ると、中庭のライトアップが美しい。伝統美を体現するFour Seasonsの建物の後ろに、通りを隔ててTorre Mayorの現代建築が建っているのは興醒めというか、メキシコらしいというか。

図書館のような渋いデコのバーで一杯飲んでから帰館。来年は、また違うところにチャレンジしよう。
[PR]
by gomanis | 2009-02-24 08:16 | 美食

2009年2月13日(金)富士

a0064654_058067.jpgO氏夫妻に誘われて久しぶりに富士へ行った。こちらでは”フヒ”と呼ばれるこの店、売りは3階にある炉辺焼き。久しく行かなかったのは、ネタがあまり豊富でないという印象があったのと、ワインを置いてないのが理由だったが、今回、認識を新たにした。

焼鳥、つくねなど定番のほかに、実は美味いネタがたくさんあったのだ。一番感動したのは、鰯。ふっくらと焼きあがった鰯は、身が甘く、滋養たっぷり。大根おろしを載せても勿論美味い。それから揚げ豆腐。単純な料理なのだが、こんがりと焼けた豆腐に生姜、葱、鰹節。これに醤油を数滴垂らすと、その香ばしさたるや、思わず唸ってしまうほどだ。また、各種野菜も炉辺焼でいただくと、美味いものだということを発見。特にジャガイモがほくほくしておいしかった。

a0064654_0595261.jpg飲み物のほうも、日本のビールが各種置いてあり、これも久々に飲むと、メキシコのビールとは違う風味があり、美味かった。Sapporoの缶ビール、缶の形がおしゃれで良いと思う。そして、この日は、O氏が、熱燗を飲むというので、ご相伴に預かることにした。大関「から」。特に高級な酒でもないと思うが、四合瓶ごと暖められた酒を小ぶりの透明なグラスでぐいっと呑(や)ると、実に旨いのだ。頼んだつまみも良かったのだろう。日本酒は、焼き鳥とはあまり合わないと思うが、やはり、魚、豆腐、野菜などにはよく合う。

そして、酒は、やはり雰囲気が大事。酒好きのO氏と呑むと、一段と旨い。しかも注ぎ上手。グラスが半分ぐらいになると、すかさず間に座っている奥さんのEmちゃんに注げ注げと合図を出す。結局もう一瓶お代わりしたので、八合。この日も気持ちよく飲みました。

富士での〆は、豊富な丼モノ、麺類から何を選ぶかが大事。僕は、焼そばを頼んで、失敗。ラーメンはまぁまぁ。次回は、焼おにぎりとかにしようかな。a0064654_101829.jpg

Restaurante Fuji
Río Pánuco 128, Col. Cuauhtémoc
Tel. 5514-6814 / 5525-3670
炉辺焼は夜7時から
[PR]
by gomanis | 2009-02-23 00:52 | 美食

2009年2月14日(土)オックステールシチュー

a0064654_823436.jpgカミサンが、City Marketで良さそうなオックステールを見つけたと言って買ってきて、シチューを作った。最近圧力鍋がお気に入りのようで、それで煮込んだらしい。圧力鍋をどう使うのかは、僕の想像を超える世界でまったくわからない。要は、短時間で肉が柔らかく煮えるということだろう。

この日は、会社のコンペのあとLa Haciendaへ転戦し、2ラウンドをこなし、腹ペコで帰ってきた。シチューは前の日に作ってあったので、温めるだけかと思ったら、更に”ルー”を作って入れなくてはならないと言う。これが、傍で見ていたら。小麦粉を炒ったりスープで薄めたりなんやかんやでえらく手間がかかるものだった。ルーなしでも十分美味そうなので、早く食おうよ、と咽喉まで出かかったが、カミサンも疲れた身体に鞭打って一所懸命作っている。我慢するしかあるまい。

待つこと1時間ほどか。ようやく出来上がった。黄金色に湯気を立てるシチューの中に、大きな塊のオックステール。軟骨の露出した白い部分や、煮崩れた肉片が煮汁を纏っててらてらと光っている。ワインで乾杯。スプーンで肉の部分を崩しながら、汁を絡め取って一緒に食べる。うん、濃厚にして芳醇。骨に近い部分の肉は一番旨いというがそのとおりだ。手間をかけただけのことはある。聞けば玉葱やにんじん(?)の微塵切を炒めたものなども形がなくなるまで一緒に煮込んだらしい。その分、味に奥行きが出ているのだな。

スプーンで一番柔らかいところをこそげ取ると、あとは、食べるのが結構難しい。箸で食べたり、ナイフとフォークを使ったり。更に長く圧力鍋で煮込めばよかったらしい。そうすれば箸でほろほろと取れるほどに柔らかくなるらしい。これは次回の課題だろう。付け合せのアスパラガス、トマトも一緒に食べ、なんとも華やかな食卓となった。ごちそうさま。

翌々日には、これの身をほぐしてフィットチーネにかけて食べた。これまた旨い。贅沢なパスタソースだ。
a0064654_832549.jpg
[PR]
by gomanis | 2009-02-20 08:04 | 我が家の食卓

地図のない旅はつまらない、ことはないけど、もどかしい C.C. of Miami, West Course, Madeiras

a0064654_13155696.jpg戦略ゴルフに再び目覚めてからというもの、コース戦略を考えて忠実に実行することに無上の悦びを覚えるようになっている。勿論、スイングの技術を磨き、メンタルトレーニングをして、、、という部分も人一倍楽しんでいるのだが、戦略を実践して予定通りの結果を出すことに比べれば、喜びのレベルが一つも二つも低いような感じがする。

そんな僕が、最近、2週間連続で、初めて行くコースでラウンドした。Country Club of MiamiとメキシコシティーのMadeiras Country Clubだ。CC of Miamiはアーノルド・パーマーなどもプレーした名門コース。平らだが、水が多く、しかもフェアウェーは狭い。OBもたくさんある。加えて風が強かった。Madeirasは、林間コースでアップダウンが激しく、やはりフェアーウェーが狭い。90度曲がるドッグレッグホールもある。2つに共通していたのは、ブラインドホールがたくさんあったことだ。

しかも2つともリゾートコースではないので、ヤーデージブックなどというものはない。頼りになるものは、視覚と、人からもらう情報(マイアミは、同伴競技者がコースを回ったことがあった。Madeirasでは、キャディー)だけ。これだと、ゲームプランの立てようもなく、一打一打、安全(だと思われる)ところを目掛けて打ち、進んで視覚で確認の上、同じように次の一打を決める、という進み方しかできない。いやー、苦しかった。

CC of Miamiでは99という今期最低のスコア。しかもボールを3個も池に入れた。Madeirasでは89。この違いは、マイアミでは貸しクラブだったのに対し、Madeirasでは自前の道具だったこと。特に、マイアミで使ったパターはひどかった。後は、その日の調子の違いかな。

いずれにしても、スコア的には、ではコースを熟知していたら全然違っていたのかと問われれば、そうですと言う自信はないのだが、やっている間の満足感が違う。新しい光景が次から次へと目の前に展開される楽しみは勿論あるが、ゲームプランなしに行き当たりばったりやるゴルフは、何か楽しみが半減しているようで物足りないのだ。

両方とも、トリッキーですこぶる楽しいコースではあった。だから将来もう一度行くこともあるだろう。そう思って、CC of Miamiでは、ラウンド後に、コースを思い出しながら、スコアカードに付いている簡単なコースレイアウト図に、次回攻めるならこう、というメモ書きをした。更にこの経験を活かし、Madeirasのラウンドに当たっては、ホールごとのメモ用紙を用意し、レイアウトの特徴や、グリーン周りの打っていい場所、いけない場所、グリーンのアンジュレーションなどを記録した。ラウンドしながら伊能忠敬さながらに測量していた。これらの作業は、なかなか面白かった。

次回は、待望のゲームプランを作ってこれら面白いコースを回れるかと思うと、今から楽しみで楽しみで思わず頬が緩むのだ。
[PR]
by gomanis | 2009-02-19 10:34 | ゴルフ

2009年1月31日~2月2日ホリデイはアカプルコ

a0064654_0343960.jpga0064654_20301991.jpgもう帰って来てからも頭の中ではこの曲が鳴り続けている。アカプルコ。なんとも魅惑的な響きではないか。昔からなんとなく耳に覚えのある地名だったが、サンディエゴに赴任するまでは、メキシコにあるとは知らなかった。更に、メキシコに赴任するまでは、太平洋側の南のほうにあるということを認識していなかった。

行ってみると、素晴らしいではないか。第一級のゴルフ場、巨大ホテル、洗練されたレストラン。僕の好きなものが全部そろっている。人によってはカンクンが表のリゾートになって、アカプルコはちょっと寂れたという人もいるが、寂れてあれならば、全然問題ない。

泊まったのは、the Fairmont Acapulco Princess。書くのも恥ずかしいが、通称『アカプリ』と呼ばれているそうだ。メキシコ様式のピラミッドを模したメインビルディングのほかに2棟。吊り橋が架かる巨大プール、快適なフィットネス&スパ、ビーチ、テニスコート、雰囲気の異なるレストランがいくつか。ロビーには極彩色のオウム、プールサイドにはフラミンゴ。トロピカルリゾートの王道を行くホテルなのだ。

アメリカの同種のホテルと比べて断然良いのは、食事。例えば、朝食ビュッフェに、僕の大好物のPancitaがあった。また、Caldo de Camaronesという海老スープ。朱色の酸味と辛味が調和した複雑な味だ。2日続けて食べてしまった。また、テラスカフェのようなカジュアルダイニングがあるのだが、ここの烏賊リング炒めは、なんと烏賊の腸(ワタ)ごと調理されたもの。メキシコ人、わかってるじゃない、美味いもの。この辺のテーストの置き所が、アメリカーンのお馬鹿なリゾートに比べて気に入った。

a0064654_0354055.jpga0064654_036844.jpgゴルフ場は、1日目はホテルに付設されているところで、2日目は外のゴルフ場でラウンドした。この、2日目にラウンドした「Tres Vidas」(三つの命)は、メキシコに来てプレーした中で、間違いなく、群を抜いて、一番面白かった。Plata(銀)ティーからで6,480ヤード。コースレーティングが73.1、スロープは136という難コース。僕など、この数字を見ただけで興奮した。海浜コースだが、アンジュレーションがきつく、ちょっとフェアウェーをはずすと、次のショットは途端に難しくなる。どのホールも幅が狭く、OBも出やすい。グリーン周りもくせもので、欲をかいてパーオンなど狙い、失敗すると簡単にダボ、トリになるような、容赦のないコースなのだ。水も、淡水池あり、勿論海もあり、曲げるのが怖い。でも、難しいばかりでなく、大変美しい。それがまた良いゴルフ場の条件でもあるな。青い空に白波の立つ大海原、目に沁みる緑の芝。咲き乱れる赤や黄色の花。美しい要素がすべてここにある。スコアは今一(52,44=96)だったが、骨のあるゴルフ場と格闘する醍醐味を久々に味わい、大満足だった。惜しむらくは、グリーンフィー$200は、高すぎるかな。

さて、今回のアカプルコ。実は、友人、同僚家族がたまたま大挙してアカプルコへ行くことになり、カミサン経由で誘われたものだ。6家族21人というすごいことになっていたのだ。それを一所懸命仕切ってご飯のアレンジなどをしてくれたのがO氏。バリバリの商社マンだけあって、いろんなところに気が回る。しかも無類の酒好きと来ている。毎晩、食事のあとは、ホテルのバーにつきあってもらい、楽しいときを過ごした。

a0064654_0364752.jpga0064654_0371659.jpg食事は、1日目は旧市街に向かう丘の途中にあるスペイン海鮮料理の店、Sirocco。O氏のお薦めだけあって、美味いものがこれでもかと出てくる。海老のオリーブオイルソテー、テーブルに供されてもぐつぐつ言っているほどの熱々。白ワインと一緒に食べて、「うめー!」。ホタテのセビッチェ。「うめー!」。極めつけは、タニシのような小さい巻貝の味噌炒め。貝は、爪楊枝で巻き取るように貝殻から出し食べる。この赤茶色の味噌が、干し海老の粉が入っているようでもあり、豚肉の挽肉が入っているようでもあり、ほのかにスパイシーな味わいもあり、奥深い味なのだ。マレーシア料理のベラチャンにそっくりの味だ。この味噌ならば、ご飯にかけてもパスタにかけても旨いだろう。揚げ豆腐とか、癖のない素材をつけて食べても楽しめるだろう。〆はパエリアで。

2日目は、単独行動で、同じ丘の、今度は頂上付近にあるLas Brisas。席に案内されると眼下に広がるアカプルコの夜景に思わず息を呑む。海に沿って煌く橙色の光、光、光。山の際までずっと続いている。今回は、せっかく行ったのに旧市街の観光はできなかった(毎日ゴルフしてたから)が、次回のお楽しみ。このレストラン、食事のほうは、それなりに美味かったが、景色のほうが強く印象に残った。

a0064654_0374891.jpgアカプルコ、良いではないか。メキシコの熱海という人もいるが、熱海おおいに結構。また行くよ。
[PR]
by gomanis | 2009-02-07 23:31 | 一般

2009年1月10日(土)誕生日ディナー

a0064654_5534564.jpga0064654_5553532.jpgさてさて、また更新をサボってしまった。楽しいこと悲しいこと、色々毎日経験しているのに勿体無い。

まずは、一ヶ月遡って僕の誕生日。例年のごとく、ラスベガスのトレードショーで誕生日を迎える僕のもとへ、カミサンからメールが届く。誕生日ディナーは何がよいかとの問い合わせだ。今年の僕のリクエストは、赤ワインに合う和食。何が出てくるか楽しみにして帰宅。

今年も頑張ってくれたね。華やかな料理が食卓を飾る。はずせない枝豆。鮪の”漬け”も僕の好物だ。わさびを箸の先にほんの一盛り、漬けで巻くようにして口に入れると赤身の甘さが広がり、やがてわさびの香りがつんと鼻を刺す。美味い、美味い。筍と豚肉の煮物は、優しい味。白滝に滲みこんだ甘辛さ加減が絶妙だ。ワインにも良く合う。
a0064654_5551542.jpga0064654_5545046.jpg本日のメインディッシュは、和風カルボナーラ。小さくちぎったベーコン、紫蘇、わけぎのみじん切りが載っていて色鮮やかだ。そして決め手は卵の黄身。これを箸で(僕は家ではパスタも箸で食べます)崩し、麺と具材を絡めて食べる。うーん、カルボナーラである。美味い。そしてかすかに和風である。訊いてみると、隠し味に味噌を入れているのだそうだ。なるほど。創意工夫であるなぁ、感心。これが、赤ワインに合う和食の答えであった。赤ワインを飲みながら、ありがたく完食。

食後は、これまたカミサンお手製のケーキ。もう蝋燭も刺さりきらない歳であるが、願いを込めて吹き消す。

今年も良い誕生日ディナーだった。カミサン、ありがとう。
[PR]
by gomanis | 2009-02-07 05:57 | 我が家の食卓