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広尾 阿部の寿司

二泊三日のとんぼ返り日本出張だが、美味いものは食いたい。今夜は義母と広尾の阿部の寿司へ。義兄に教えてもらって以来、機会があれば、必ず来ている。正式には『意気な寿司処阿部』というらしい。

この店がいいのは、働いている人が皆、活き活きしていること、そして常連とそうでない僕らのような客を差別しないことだ。勿論、寿司は美味いし、つまみ系も美味い。日曜日やっているというのもありがたい。

広尾 阿部の寿司_a0064654_762740.jpgお通しはホタルイカの酢味噌和えにほうれん草のおひたし。ちょうどタイミングよく玉子が焼きあがったというので、つまみでもらう。ホクホクした出し巻き玉子。美味いなぁ。
生牡蠣ももらう。身が大きくて食べ応えがある。鰹が出てきた。茗荷の香りが良い。次にひらめの煮こごり。僕は、煮こごりとか、ゼリー固めとかに目がない。まさに魚の旨みが凝縮しました、という感じ。ビールの後、冷酒にする。〆張鶴から。




広尾 阿部の寿司_a0064654_783692.jpg広尾 阿部の寿司_a0064654_784889.jpg広尾 阿部の寿司_a0064654_78595.jpgいよいよ握ってもらう。小肌、トロ。ネタもしゃりも小ぶりなところがよい。いろいろ食べたいからね。義母の鯖を一個分けてもらう。これも美味い。ひかりもの大好き。
イカ、食感を楽しむ。海老(ゆでたもの)。うーん、これは今一でした。もう少し酢が効いているほうが好きだ。義母は甘エビを食べる。酒は、二本目、雪中梅。
白身はひらめとホウボウ。ホウボウは、初めて食べる魚だ。義母によると鍋でいただく魚だそうだ。「肉雪白、味甘美し、冬月のは上饌なり」、詳しくはこちらを参照されたい。ひらめと比べると、肉がしっかりしている。噛み応えあり、その分、味も濃厚に感じられる。こういう季節もののネタが、日本で寿司を食べる楽しみだ。

生だこがあるというので、しめた、とばかりに握ってもらう。これもなかなかサンディエゴでは食べられない。塩でいただく。ぷりぷりして実に美味。三本目、八海山。時差ぼけで眠いはずなのにそうでもない。最後に金目鯛。脂が乗っていてしつこくない、文句なしに美味い。〆に納豆巻なぞ行きたかったが、もう満腹で食べられない。岩のりの味噌汁をいただいて〆る。これが、酒の後に美味いのだ。磯の香り。さっぱりする。広尾 阿部の寿司_a0064654_792820.jpg

実に満足の東京第一夜であった。今夜は麻布ぽん。
by gomanis | 2006-03-13 07:10 | 美食


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