重慶川味は、火鍋の店として何度か登場しているが、前から一度火鍋以外の普通の“炒菜”を食べてみたかった。あの、垢抜けない大陸風の店の料理ならきっと本場の味なのだろうという確信があったのだ。 本格四川料理の店としては、実は重慶川味より先に、Tomoさんのブログで知った、Claremont Mesaにある重慶巴人菜館を試していた。先月、爆裂のF夫妻とゴルフの帰りに行ったのだ。その時食べたのは干扁牛肉絲、粉絲鍋、辣子鶏、脆鱔魚などであった。なんちゃって系のチャイニーズに比べたら、十分本格的だったのだが、好物の辣子鶏が、いまいちのできだった。この料理、哥楽山辣子鶏肉とも言う。鶏肉を賽の目に切り、ごく薄く衣をつけて大量の赤唐辛子と一緒に揚げる。カラっとした歯ごたえと唐辛子の痺れるほどの辛さが身上の料理だ。また、皿一杯に広がる唐辛子の赤が視覚的にも素晴らしい。 重慶川味では、この辣子鶏に再トライ。うーん、ここのは、残念ながら重慶巴人菜館より更にひどかった。味付けはいいのだが、鶏肉に衣を付け過ぎだ。それから、使っている鶏肉が脂こすぎる。もっと痩せた部位を使わなければ。そのせいで、カラっとした食感がない。麻婆豆腐も味にコクがなく、それほど感動しなかった。これならばRancho Bernardoの、つぶれてしまった貴香苑の麻婆豆腐のほうがよほど美味かった。空心菜の炒め物はオーソドックスな味で美味かった。順番が逆になるが、前菜の夫妻肺片と雪菜毛豆は、お約束通りのいい味だった。 重慶川味、こんなはずではない、と思うので、もう一度別の料理を頼んで試してみたい。重慶巴人菜館ももう一度行かねば。どちらがサンディエゴの四川料理の王者か早く見極めたい。
by gomanis
| 2006-05-27 22:14
| 美食
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