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2007年12月10日(月) La Taverne ~メキシコシティーのレストランその2

2007年12月10日(月) La Taverne ~メキシコシティーのレストランその2_a0064654_1436951.jpg2007年12月10日(月) La Taverne ~メキシコシティーのレストランその2_a0064654_14391255.jpgLa Taverneは、Antara Polancoというショッピングモールの中にある。このモールに入っている高級ブランドの数々を見ていると、サンディエゴのファッションバレーを歩いているのと変わらない。いや、むしろ、万人が闊歩するファッションバレーに比べ、こちらの方が社会階層的に、上のほうの人しか歩いていないように見える。つくづくこの国の貧富の差の大きさを実感させられる。そのモールの一角にソニーの直営店、“Sony Style”があり、その真上にあるのがLa Taverneだ。

店内は、赤を基調にしたカジュアルなインテリアで、パリのビストロを彷彿とさせる。入って左側には天井まで高く積まれたワインセラーがあり、その先には、市場のように魚貝類が氷の上に並べられている。

食前酒は、いつものようにSauvinigon Blanc、カミサンはChardonnay 。前菜は、上述の魚貝類から、オイスターを頼む。大きな金属の輪が2段になった什器に山盛りの氷の台が置かれ、そこにオイスターが1ダース盛られている。初めてパリでこのセッティングを見たときにはいたく感激したものだ。パリのは、確か氷がさらに2段に分かれ、そこに蛤、ムール貝、オイスター、海老などがこれでもかと載っていた。メキシコシティーは、残念ながら、貝類は身が小さくて駄目だ。海辺の街に行けばおいしいのが食べられるのだろうと期待している。ともあれ、このオイスターは、クマモトというアメリカでも非常にポピュラーな種類。小粒の牡蠣だ。まぁ、新鮮なだけでもよしとしよう。

もう一品は、Cebiche(セビッチェ)。ペルーの刺身料理だ。白身魚の刺身と野菜をレモン汁に漬け込んだものが、薄く焼いたぱりぱりのパンに挟んである。これを崩しながら食べる。癖がなくておいしい。もちろん、白ワインによく合うことこの上ない。Cebicheは、3年ほど前にペルーに旅行に行き初めて食べ、それ以来病みつきだ。ちなみに、アメリカではお目にかかったことはない。

2007年12月10日(月) La Taverne ~メキシコシティーのレストランその2_a0064654_14371888.jpg2007年12月10日(月) La Taverne ~メキシコシティーのレストランその2_a0064654_14373843.jpgメインディッシュは、大ぶりの海老を二種類の調理法で仕上げたもの。軽くソテーした海老と、春巻きの皮に包んでパリッと揚げた海老、それらがアジアンソースで絡めた野菜の上に盛られている。味は、醤油味が基調。白飯に合いそうだ。美味い、美味い。カミサンは、そろそろステーキが恋しくなったころと見えて、フィレミニョンステーキ。付け合せはフレンチフライ。とてもアメリカンな一品だ。このステーキは焼き加減も丁度よく、カミサンは、いまだにこの日食べたステーキがメキシコで食べた中で一番美味かったと言っている。

魚貝類の前菜で始め、メインは、フレンチ、メキシカン、アメリカンと気分でいろいろ選んで楽しめるのがこの店のよいところだろう。カジュアルで楽しいフレンチビストロだ。
by gomanis | 2007-12-11 14:42 | 美食


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